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2006年9月 5日 (火)

6+1=7

61任意の種類・径の地金に和紙・絹被覆を重ねたものが基本単位となることは既述の通りだが、それをどうケーブルの形にまとめるかは奥の深い問題だと思う。平行二芯、螺旋、完全フリーなど、様々なバリエーションが考えられるが、材料の価格の問題もあれば、用途によって好結果が出るパターンも違う。また工作精度の問題から作れる構造も限られてくる。

お断りしておくが、私流のケーブルは音ヌケを大切にしたいがために、一部デジタルケーブルを除いてノン・シールドとしている。また、遊び心で味のバリエーションはあるが、基本は高解像度とワイドレンジの確保を狙っていることはお約束である。

私の標準的なパターンを簡単に整理してみたい。

<電源系>
【素材】3φAg(細い素材は不可。極太Cu,Al,Inなどと組み合わせても面白いかも)
【構造】平行二芯
<SPケーブル>
【素材】3φAg(素材グルメは避けるのが無難。Agが正攻法)
【構造】平行二芯
<信号系>
【素材】0.Xφの様々な地金が利用可能。また極太Agでも結果が出る
【構造】何でもアリ

電源の平行二芯モノでは強固に束ねるかどうかが意見の分かれるところだろう。概してバインドした方が馬力が出てくるようだ。間隔をとるのも面白いが、3φ超もの「金属棒」をバインドせずに一定間隔で流すのは工作難なので、実際には何らかの束ねが必要となろう。

SPケーブルも極太系が望ましい。以前に友人が0.3φPtのみで実験したが、イマイチに終わったという報告を得ている。Ptでさえ太いものが必要になるわけだが、価格的に非現実的だ。何メートルも材料が必要になるので、ここは正攻法でいきたい。

一番制限が少ないのがラインケーブルと言える。1m程度だし、デジタルケーブルのようにインピーダンス整合はとりあえず気にしなくても何らかの音が出る。

ライン系で便利なのが、同じ直径の基本単位線で作る6+1=7の構造だ。構造強度的にも安定している。各ポジションに任意の単線を置いてバリエーションが作れる。写真では分かりにくいが、中心の1本を周りの6本が囲みながら螺旋を描くように進んでゆく。

RCAの場合、中心1本をホットにして周囲6本をコールドとしても良いし、点対称の2つの位置に+-を振っても良い。またスタッカード構造の配置も考えられるだろう。バランスも同様にいろいろ遊べる。使っていないポジションにはダミーコアを入れても面白いだろう。

6+1構造は、見た目にもより普通のケーブルらしく仕上げることができ、プラプラと絹被覆線を垂らしている私のシステムより見栄えは各段に良いはずだ。

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