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2006年9月 2日 (土)

絹糸のはなし

Thread私流のケーブル素材で、和紙と同様に重要なのが絹糸だ。しかし、絹糸にも様々な種類があり、どういう種類がケーブル製作に適しているのか判別するのは非常に大変である。

素人の説明を聞くよりも、西陣の糸屋さんを少し覗いてほしい。おびただしい種類の絹糸が販売されている。私もストックが無くなったらここから購入しているが、少額で大量に購入できるのがありがたい。

撚りが密にかかっておらず、蚕のフィラメントの一本一本がまだ目視できる段階の黄色っぽい状態の絹糸が、最内周には良いと思う。具体的な品番は社長の吉川氏と折衝の上、決定した。こうした生糸に近い状態で購入できるのは、問屋ならではと思う。

刺繍糸のような精錬・染色された完成品の絹糸は好ましくないようだ。化学的処理がなされていないナマに近いものが良さそうである。自分で様々な絹糸と音質の関係を検証するのは不可能に近いので、この辺りの情報は先人の経験を頼りにした。

ご近所の手芸店などで調達したい場合には「タイヤー」印の糸が良いと先人から教わった。しかし、関東ではあまり見かけない製品のようで、いろいろ探したが結局入手できないまま、後に西陣にお世話になることになった。

ちなみに、3φ銀単線の場合、第一層の絹巻きには黄色い糸を使うが、第二層には白く硬さのある糸を好んで使っている。こちらは絹特有のホワイトシルバーの光沢があって、外皮に使用したときの仕上がりも美しい。一方、0.Xφの芯線に絹メッシュを重ねる場合は、黄色い糸を使って一層としている。

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コメント

どうもデス。なかなか来れなくて、やっと拝見しました。m(_ _)m

待ってました! の内容の、素晴らしいBlogです。
たぶん、と言うか絶対...。この分野では世界最先端の情報ですヨ。

願わくば、少しでも多くのケーブル・オタに知って貰いたいBlogです。
英語バージョンのページを作られてはどうですか?

投稿: まんぺい | 2006年9月 2日 (土) 22時53分

まんぺいさん、いらっしゃいませ。

願わくば、少しでも多くのケーブル・オタに
知って貰いたいBlogです。
英語バージョンのページを作られてはどうですか?

お褒め頂き、ありがとうございますm(_ _)m
Eng ver.については、まぁ本業みたいなもの
ですから苦ではありません。ただ、日本の職人的
コンセプトが上手く伝わるようにしたいですねw

投稿: NAIT | 2006年9月 3日 (日) 09時12分

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