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2006年9月28日 (木)

長くは続かない幸せ

Deliusrear人間も長くやっていると、良いことはそう長くは続かないと知るものだ。しかし、不運が訪れるたびに鬱になってしまうのも毎度のことである。

しゅうへい氏とのオフが終了した後、dCS Deliusの背面パネルのACインレット端子が妙にぐらついていることに気づいた。どうやら、パネルに固定するビスが内部で緩んでいるかパーツが破損しているか、そんなところのようだ。

ケーブルの差込みに遊びがあることはよくあるが、ソケット自体が外れそうになる感じだ。同モデルのオーナーであるDolon氏にもご意見を聞いてみたが、どうも私のは正常ではないようだ。

昨今のACケーブルはどれも重く硬い。私は3φAg単線で製作したものをDeliusに使用しているが、質量はずっしりくるものの、一度曲げると形がつくので端子にあまり負担はなかったのではと考えていた。しかし、それも長期になると話は別なのかもしれない。

以前に使用していたMSBと比べてずいぶん面倒な筐体構造であったので、代理店にお願いすることにした。タイムロードさんが民生用dCS製品の代理店をしていた最終時期のロットだが、現在は大場商事さんが引き受けている。

ここでもう一つの不運だ。

あの悪法PSEである。多くの輸入ハイエンド機器はそうだろうが、私のDelius個体にはPSEマークはついていないので、メンテナンスの際にはPSE検査が必要となる。あんなザル法でも、あからさまに遵守していない場合はチクられる心配があるので、善良な業者は建前上、法令コンプライアンスの看板を下ろすわけにはいかないのだ。

「善良な業者」と申し上げたが、輸入代理店側にも大きな落ち度がある。2001年のPSE法成立時から5年間の猶予期間に自社が輸入し国内流通させていた製品にPSEを取得していたかと言えば、全くそうではないだろう。無視していたのか気づいていなかったのかは知らないが、過去5年に渡る不作為のツケを今修理が必要となった消費者に転嫁しているのだ。

私のDeliusがメンテを受けられるのは当然だが、代理店によると検査料を含む基本技術料が\20,000弱発生するという。技術的知見というよりも単に行政の利権拡大という都合で新たな網をかけたに過ぎないPSEのために若干でも費用が発生するとすれば、非常にバカらしい話だ。

一刻も早く国会の場においてPSE法を廃止することが必要だ。しかし、3月末の玉虫色の「決着」をもって経済産業省は世論とメディアの攻撃をかわすことに成功した。目くらましにあった一般大衆はPSE問題は解決したと勘違いしている。世論の後押しを失って、民主党の川内衆議院議員あたりも勢いを失った。

オーディオ愛好家には釈然としない状況が続きそうだ。

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