« 微変は激変 | トップページ | 重いオーディオ、軽いオーディオ »

2006年9月18日 (月)

オーディオショップに求めるもの

Dysnjkこの趣味を続ける上で、ショップとの付き合いは重要だと思う。しかし、そう頻繁にカネを落としつづけられるほどこちらも体力はない。よくお世話になる販売担当者さんに、決算期ごとに協力してあげられるわけでもない。また、マニアの趣向も細分化しているので、複数のショップを利用するのが常だろう。

マス・プロダクション、マス・セールスという意味では、ピュアオーディオは既にその範疇から外れて久しい。専門店にとっても、生き残るにはデパート外商のごとく上得意客を囲い込んだり、販売チャンスを広げるためにネット通販を充実させねばならない時代になった。

皮肉にも、ここに空洞化が生じているように思う。ショップからお伺いを立てるような上得意客とネットでよってくる層との間、つまり実際に店頭の雰囲気を楽しんで商品を見てみたい客層がおざなりにされているように感じる。最近のショップ店員はPCにしか向かっていないのかと驚く場面も多い。

上得意客に該当しない私のようなマニアは、購入する前後だけショップと仲良くなる。そして数年のブランクができる。途中で気になる機種が出たときは、最近は予約試聴や貸出試聴もできるようになったが、なんとなく聴いてみたい程度なのに購入意思をちらつかせてショップに気を持たせるのも面倒だ。

幸か不幸か、私は大田区に住んでいるので秋葉原には気軽に通ってきた。ラジ館や東ラジで電子パーツやケーブル資材を調達するのが主な目的だが、気が向けば時に試聴スペースにも顔を出す。だが、ごく一部の体力のある販売店を除き、既にに斜陽産業となったオーディオのために電気街の一等地にスペースを確保できるはずもない。

結果として、とても敷居が高そうな、逃げ場所のない狭いスペースでの試聴環境しか得られない。親しくもない店員を横に、なかなか落ち着いて聴く気にもなれない。

広く浅く売れる時代ではないだろうから、ショップ店員の対応も悪化する一方だ。店員もメールでやり取りするときと実際の接客時ではかなりギャップがあると思う。あまり多くを求めては酷かもしれないが、せめて買う意思のある客には真摯に接してみよと言いたくなる。

興味本位で聴きたい場合には、むしろ精力的にオーディオに取り組んでいる個人宅を訪問すると勉強になる。幸い、関東の多くの愛好家と知り合いになることができた。自分の興味のある製品を使っている方も多い。そういう方々すべてを訪問するのは難しいが、ユーザーの現場の声はとても参考になる。

ショップに対して苦言が続いたが、中には非常に懇切丁寧に対応してくれる店員がいることも強調しておきたい。ただ、ショップのカラーというよりは、個人のセールスマンシップという職業意識の有無に関わる問題のように思う。優良スタッフに一度お世話になると、またそこでお願いしたくなるのは誰しも同じだろう。コンポーネントとの出会いと同じように、店員とも良き出会いが必要だ。

|

« 微変は激変 | トップページ | 重いオーディオ、軽いオーディオ »

コメント

やっとここにたどり着きました(笑)!
私も、秋葉原が近いですがダイナの最上階は入ったことがありません・・・敷居がたかくて・・・そういえば雑誌もしばらく買わなくなりました。
記事も、ライターがのらりくらりと表現しているので、さっぱり解らない。
『こんな人にお勧め!!』『こんな人に勧めない!!』ぐらいの事を書いてほしいものです。

投稿: VIPROSKING | 2006年9月18日 (月) 13時16分

関西の状況はもっと深刻です。神戸で唯一気合の入っていたジョーシン三ノ宮店はカリスマ店員の退職によりAVよりになってしまいました。ルーツサウンドは常連向けで敷居が高いです。日本橋とて河口無線&シマムセンぐらいです。阪神間のオーディオマニアはどこに行ってしまったのか。。
こんな状況ではお店にあれこれ言う気にもなりません。

投稿: しゅうへい | 2006年9月18日 (月) 16時42分

VIPROSKINGさん、いらっしゃいませ。
K又さんは意外と普通なので笑えますよw
陳列品をナメにいっただけでも割りと丁寧に
ご挨拶してくれました。
とはいえ、雑誌や販売店の状況も寂しいですよね。
活気というか、皆がワイワイやれるトピックが
なくなって久しいように感じます。
ネタ枯れなのか・・・
お仕事の方もがんばってください。
逆に趣味としては接しにくくなるのかな?

投稿: NAIT | 2006年9月18日 (月) 17時21分

しゅうへいさん、毎度お世話になります。
何を隠そう私は大阪人なのですが、
そちら在住の頃は学生でしたので、マトモな
装置を買える身分ではありませんでした(^^;
ということで、当時はシマ上階や、河口、
あるいはキヨあたりはオドオトしながら
覗いていましたね。
関西のピュアは一層きびしい状況なのですか。。
寂しいですね。
こちらに移住しませんか?笑

投稿: NAIT | 2006年9月18日 (月) 17時29分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 微変は激変 | トップページ | 重いオーディオ、軽いオーディオ »