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2006年9月 1日 (金)

和紙のはなし

Wasi 私流のケーブル被覆には第一層に和紙を使用するが、その種類は千差万別で、どれを製作に利用すればよいのか戸惑うはずだ。全国手すき和紙連合会を覗いただけでも目が回りそうだ。

素材としての和紙として1m四方などのシート状で販売しているものが望ましい。油紙やポリエステルが表面に含まれているものは避けるべきだろう。東急ハンズなどでも純粋な和紙が何種類かは入手可能だ。

比較的入手しやすく、作業効率の良い和紙を選ぶ必要がある。肌理が細かく極薄で腰の強い和紙が望ましいだろう。繊維が荒いものはごわごわした感触で、1φに満たない芯線に巻くには適さない。また少し引っ張っても切れないくらいの腰があれば理想的だ。

私はハンズ渋谷店でたまたま条件に合う和紙を入手することができたが、探せば他にもいろいろな選択肢はあると思う。

加工方法については、追々製作編でご紹介できればと思うが、0.Xφの芯線に対して、幅1mm-2mm程度に和紙を細く裁断したものを螺旋状に巻いていく。半分から三分の一程度に重ねしろをつけながら進んでいく。3φAgの場合は和紙の幅も5mm程度取れるので、比較的楽だろう。

乾いた状態の和紙ストリップは非常に巻きにくいので、何かを塗布すると良いかもしれない。以前にネット上で見かけた情報では、例えばテフロンチューブに銀線を通しやすくするためにスクアランオイル塗る方がいるそうだ。こうした方法も応用できるかもしれない。

ただし、以前にも申し上げたが、最内周の被覆は芯線に直に触れる部分なので、材料は厳選する必要がある。Agに巻く場合、和紙マスキングテープが簡単と思われるかもしれないが、粘着層がAgを早期に変色させるのであまりお勧めできない。

この工程が第一関門となる。手先の器用な方でないと無理かもしれない。どうしても、という方はマスキングテープでも良いだろうし、私流の主旨から外れるが、カプトンテープを細く裁断して巻いても良いかもしれない。カプトン巻きは自作マニアではよく知られた手法だ。

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