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2006年9月20日 (水)

重いオーディオ、軽いオーディオ

Rackオーディオ機器は、とにかく重い。かつての「質量=音の良さ」という悪しき公式の名残りなのか、それとも「重いオーディオ」は真実なのか。

設計のことはよくわからないが、各々のコンポーネントが果たすべき機能を考えれば、ハイエンド機器はどれもオーバースペックだろう。しかし、この設計でないと出ない音なのだと言われれば、そうかもしれない。結局、定評のある機器はそれなりにマスを投じてあるようにも思う。

いずれにせよ、設計思想や投入される技術は機器によって千差万別だ。大切なのはユーザーがどういうポリシーで何を選択するかというあたりだと思う。

音の重要さもさることながら、私はできるだけ軽くて済む機器を選ぶようにしている。スピーカーは仕方ない部分があるが、概ね一品あたり40kgを越えるものは敬遠しがちだ。

理由は、一人で持ち運べないのは困るからだ。私にとってのオーディオは極めてパーソナルな存在であって、自分であれこれ設置変更できないようでは意味が無い。だから、音が良くて軽いに越したことはない。

P70はあの無骨な面構えから想像できるように、25kgと結構重い。デザインも本当はもっと薄くさらっとしているほうが好みだが、あれならではのサウンドがあるので目をつぶって許している。

Deliusは音もデザインも大いに気に入っている。ただ、外観とは裏腹に想像以上の重さがある。

Model10も、当時では画期的なスイッチング電源を搭載し、あのコンパクトな筐体でよくSPを駆動してくれる。電源部と増幅部がワカレなので、移動も簡単だ。

ラックのMaster Referenceでさえ、音もさることながら、一人で分解して移動、設置できるから選んだ部分も多い。ただし単身での組み立ては一筋縄ではいかない。

最近、「軽いオーディオ」は華々しい進化を遂げている。チップの集積技術や回路基板の技術が進んだことから、大抵の機器は高度にコンピュータ化している。また、アンプの増幅回路もデジタルアンプの台頭で従来製品は戦線恐々だ。

特に猛威を振るっているのがeARのパワーアンプだろう。既にこれに魅せられたマニアも多いはずだ。私自身は、意図的に避けてきた部分もあって聴く機会を得られていないが、下馬評ではどうやら好みにドンピシャらしい。その小振りな筐体とあいまって、非常に危険な存在だ。

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