« オーディオ一家? | トップページ | ご近所 »

2006年10月 6日 (金)

EMC対策あれこれ

Emc_1家庭内にコンピュータ制御機器が氾濫して久しい。程度の差はあれど、これらの機器はEMIやRFIをばら撒いている。またオーディオ機器自体も高度にコンピュータ制御される時代なので、EMC対策はオーディオにとって一層重要性を増している。

しかし、ノイズ対策一般に言えることだが、何がどう効くかはやってみないとわからないものだ。理論は明快でも自室で効果が上がらなければ意味がない。また、私のケーブルはほとんどが音ヌケを重視した和紙・絹被覆のノンシールドなので、理屈が矛盾していると思われるかもしれない。

オーディオではお約束だが、どんな対策でも「結果」を出せるかどうかの基準はデータではなく、全て聴き手側の音の「好み」なのかもしれない。

とはいえ、聴感上のS/Nを上げて「好み」に近づけるべく、電源ラインを通して混入してくるノイズ対策には気を使っている。拙宅では分電盤からオーディオ専用系統を取っていないので、種々のラインフィルタをツマミ食いしてきた。

これらはオーディオ機器の壁コンに使うのではなく、周囲の家電のコンセントに挿している。ビデオ機器、PC、トイレ便座などだ。なお、消費電力の大きい冷蔵庫やエアコンについては、大容量の製品を使用している。

投稿写真にあるのはSanritz製、NEC-Tokin製、NTT-AT製だが、周波数帯域や抑制レベル、あるいは外部アースの必要性について、それぞれ特徴がある。中でもNTT-ATのノイズ雷サージプロテクタはオーディオ機器への転用で話題になった製品だ。私自身も以前にMSBの電源をこれを介して取ってみたが、一定の好ましい効果を確認した。

黒いSanritzフィルタSFU-005は内容的にNTT製の2Pプラグ仕様と考えてよいが、外部アース不要だ。NTT製の中身はSanritzが供給している。2Pコードの出たSanritz LNF-5Aもアース不要で、スペック的にはインバータノイズに照準を合わせてあるという。NEC-Tokin TA-2060はアース推奨のようだ。

NTT製以外についてはオーディオ転用はまだやっていないが、DACなどの前段機器に直接使うと面白いかもしれない。瓢箪から駒だと安価で楽しそうだ。ヒドラだトラペだと騒がずに済むかもしれない。Deliusのメンテが済んだら実験してみよう。

EMCの話題が出たので、PLCについて文句を言っておきたい。先日、総務省の審議会がPLC解禁をOKしたのは記憶に新しいが、ノイズ対策が騒がれる一方でノイズをばら撒く技術が認められるのは変な話だ。光などの確実かつ高速な通信インフラが先行しているので、PLCは始まる前から既に終わった技術と思うのだが。

推進してきたメーカーはとりあえず「解禁」を既成事実とできたのだから、あとは「名誉ある撤退」の道を探ってほしい。実際には市場にPLC製品を投入することなく、静かにこの技術を葬ってほしいと願っている。

|

« オーディオ一家? | トップページ | ご近所 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« オーディオ一家? | トップページ | ご近所 »