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2006年10月13日 (金)

電池というオアシス

Battご存知の方も多いと思うが、オーディオ機器を駆動するバッテリーの種類で音質もかなり変化することが知られている。

ポータブルオーディオ用の汎用電池なら単三だろうが、簡単かつ安価に入手できる電池はマンガン、アルカリ、ニッケル水素、オキシライド、エネループあたりだろうか。ニッカドは環境への配慮から大手の日本製は見なくなった。ただ、中国製スーパーニッカドは環境問題どこ吹く風と言わんばかりに健在だ。

ニッスイは渋めの音質でニッカドは陽性で勢いが良い。これは電池の放電特性によるところが大きいのではないかと思う。ニッカドは内部抵抗がニッスイより低いので瞬間的に取り出せる電力は大きいのだ。

放電容量は2000mAhなどと表示されるが、これは放電時の電流と終止電圧に至るまでの時間の積なので、放電容量が大きければ持続力はあると言えるが、手放しに喜べるわけではない。

この点、オキシライドは万能だ。初の有人グライダーを単三160本で飛ばしたのがこのパナソニックのオキシライドだ。オーディオ的にも解像度が高く瞬発力も高い。

バッテリー駆動は何もポータブルだけの話ではない。どんどん質が低下していく商用電源ラインから混入する種々のノイズからサウンドを開放してくれる最後のオアシスがバッテリーの泉なのではないだろうか。

メンテナンスや容量の問題からあまり例は多くないが、これまでもバッテリー駆動をプリやパワー初段に取り入れた製品がテクニクスやマランツあるいはジェフロウランドに存在したし、J1 Projectにも鉛シールドバッテリーを搭載した巨大電源ユニットPPR-100がある。残念ながらJ1のパフォーマンスは自分では確認していないが、clef氏の話では驚異的なS/Nだったらしい。

拙宅でも、NAOK氏のご協力を得て改造したテクニカルサンヨー製のバッテリー駆動プリを長年使っている。最近はDAC直結のためにバイパスすることがあるが、オキシライド16本で動作させる電池駆動のS/Nは良好だ。内部配線のAg化と相まって、介在物の存在を忘れさせてくれる。

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