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2006年10月17日 (火)

フェティッシュ・オーディオ

Haniwa2「フェティシズム」という言葉は世間一般では特定の性的趣向というように理解されているが、音の趣向にも当てはまるだろう。

よく言われるのが、高音フェチと低音フェチだ。「高音は理性に訴え、低音は官能に訴える」というフレーズは某評論家先生がたびたび発するフレーズだ。今一つピンと来ないが、何となく分かる気がしないでもない。

上記の二分論を強いて使えば、私は「官能に訴える高音」フェチだろう(笑 思えば、AgやPtをメイン素材とする「ファイン・ライン」の製作に取り組んでいるのも、まさにそうした音の趣向からだろう。

慇懃に響くブラスやホールの空間に音の波紋を広げるトライアングルなどはオーディオ的に私の最も好きなところだ。また、フュージョン系のバックの細かな伴奏音を掘り起こすには高域への拘りが欠かせない。

もちろん、低音に関心がないはずはない。低音の再生如何で全体的な音場のスケール感が全然違ってくるからだ。ただ、低音を「輪郭」と「量感」に分けるとすれば、私は出だしの輪郭(=インパクト)がしっかりと出れば、量感(=持続音)にはそれほど拘りがないかもしれない。

暴風の如く鳴るウーファーよりも、そよ風のようにフッとハイスピードに吹き抜ける低音が好きだ。とはいえ、ジャンルによって、あるいは曲調によって最も似つかわしい低音の在り方があると思うので、一概に決めることは難しいだろう。

友人にベースフェチがいるが、話を聞いても良く分からないほどの拘りをお持ちだ。

オーディオ・フェティッシュと言えば、デザインフェチも忘れてはならない。私は音がハマればデザインにはある程度は目をつぶることにしている。拙宅のP70+セラベースがその典型で、デザイン的にはもっと薄味なものが理想だが音が良いのでマスターリファレンス最上段を不動のポジションとしている。

しかし、大型でないといけない、小型でないといけないという方も多いと思う。あるいは、デザインのみならず音の統一感から、ムンド統一やマッキン統一など単一のブランドに拘りをお持ちの方もいるだろう。

「音は人なり」と言うが、音以外のオーディオの要素にも使い手のセンスが問われるとすれば、この趣味は本当に奥が深く難しい世界だと思う。

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