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2006年10月18日 (水)

Power Max vs 付属AC

Cabvs2かねてから懸案だったアコリバのPower Max 5500電源ケーブルをいつものシステムで吟味することができた。繊細な空間描写を損なわずに低域の量感を増強してみたい気持ちで購入してそのままになっていたケーブルである。先日サクッと試した結果からも期待があった。

もっとも、当初の狙いはその後DENKEN DA-7100HGクリーン電源を導入したことで概ね達成されている。その意味では「休眠アイテム活用法」という観点でDENKENへの電力供給に使ってみた比較だ。上流機器への直接挿入は定番の3.0φAgに比して音が甘くなるのが予想されたので避けた。

相手はDENKENの付属AC。巷の評判では意外と評価が高い。実は私もこの付属ケーブルを侮れない一本と考えている。見た目はごくありがちな一体樹脂成型のプラグ両端で、外皮も柔らかく取り回しやすい。

ブラインドでもなく、複数人による比較でもない試聴なので、正直「主観」でしかないのはお約束であるが、結局自分が気に入るかどうかが全てなのだと思う(笑

リー・リトナー、ラリー・カールトンの最新録音盤からコダーイの無伴奏チェロソナタまでいろいろ聴いてみたが、結論から言えば付属ACが良かった。

Power Maxは、全体的な柔らかさや低域の豊かさは概ね予想通りの方向だったが、残念ながら高域に付帯音があるようだ。ハイハットなどがいくぶんシャラシャラと人工的な感触になる。もっとも、本物もシャラシャラした音なので、線引きは非常に微妙だ。

また、予想外のことだったが、空間の立体感が付属ACよりも平面的に感じられた。この付帯音と関係しているのだろうか。

端子の要因もあるかもしれない。片端のフルテックのプラグはロジウムメッキ品である。もう片方はL型のハッベル普及品だ。また、バーンインがそれほど進んでいないこともあるかもしれない。付属ACは日常的に通電されているので馴染んでいると言えるだろう。

これでPower Max 5500に「最後通牒」というわけではないのだが、このケーブルが拙宅に馴染むまで根気良く使う気もないので、付属ACに軍配アリとしたい。

付属ケーブルはローコスト品をオマケ的に付属させるのが常だと思うが、中には瓢箪から駒のような無名の秀作が隠されていることもある。いたずらに市販ブランドケーブルを漁ることもないかもしれない。

オーディオ再生と電源の関係は本当に不思議だ。言い古された表現ではあるが、発電所から延々と供給されてきた電気がなぜ最後の数メートルで音の違いを生み出すのか。考えても仕方ないが、私にとっての事実であることに変わりはない。

余談になるが、比較の際に差し替えを10回くらい繰り返して体が疲れた。「ケーブルで音は変わらない」と決め込んでじっと何もせずに座っていられたら、何と楽なことだろう。

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