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2006年11月

2006年11月30日 (木)

SACD

SACDがデビューしてからもう何年も経つが、一般にはなかなか普及しないようだ。一方、本格的オーディオの世界ではかなりハイスペック・フォーマットは浸透してきた感がある。

遅れ馳せながら、拙宅にもやっとSACD(2ch)が聴ける環境が整いつつある。もともとDACのDeliusはDSD信号の処理は可能なのだが、著作権保護の要請から、同じdCSの転送規格で送られたDSD信号しか受けられない。このため、長らくCDしか再生することができなかった。

宝の持ち腐れとはこのことだ。

Lascala_1そんな中、ティール仲間の某氏がdCS Verdi La Scala を手放されるというので、こちらで引き受けさせていただくことになった。Verdi→Delius というDSDラインがようやく構築できることになる。

氏にはこの場をお借りしてお礼を申し上げたい。非常にコンディションの良い個体をお譲りいただいた。ただ、拙宅にお目見えするのはもう少し先になるのだが。

これまでも何人かのお宅でSACDを聴かせていただいたことがあるが、傾向としては誇張感のない良質な「普通の音」のようである。

拙宅の現状の組み合わせであるP-70+Delius でも「素の音」を目指してきているつもりだが、Verdiとどのような違いが出るのだろうか?機器の違いや追い込みで、CDはSACDの理論的優位を打ち破れるのか?

また、CD自体の再生音がP-70とVerdiでどう違うのかも興味深い。デジタル信号の伝送方式でも違うだろうし、当然ケーブルでもコロコロ変化すると予想される。また新たな悩みの種(いや、ネタと言うべきか)が舞い込んで来た(^^;;

当面はセラベース武装したP-70とVerdiのツートップ送り出しで拙宅のサウンドは推移する予定である。勝敗がつくかもしれないし、つかないかもしれない。難しい判断を迫られる事態になりそうな予感。。。

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2006年11月29日 (水)

100

Us100100という数字は、今日の自分にはちょっとだけ特別な意味を持つ。本ブログFine Line【ファイン・ライン】の100本目の投稿になるからである。

8月下旬に勢いで始まったわけだが、今のところ毎日更新するという自己目標を何とか達成できている。これもいろんなネタやアイデアを提供してくれるマニア諸兄のお蔭と言える。

掲示板でもブログでもSNSでも同じかもしれないが、こういう場というのは仲間内の意思疎通のツールなのだろう。社会人になってしまうと趣味で日常的に会える仲間は通常は激減してしまうわけだが、そういう方々とユビキタスな距離感をもって話題を共有できる環境があることは、趣味人にとって素晴らしいことだ。

しかし、誰かと近づくということは他の誰かと遠ざかっているとも言える。インターネットというオープンなインフラを使用しているが、濃い~コミュニティでは第三者は発言しにくいものだ。ピュアオーディオのような趣味の世界だと、内輪でない人々を一層遠ざけてしまうかもしれない。

こういう状況では、なおさらROM専の方々の「聞えない声」というものが気になるものだ。所詮、本ブログは私のスタイルで好きなように演出して楽しんでいるわけだが、それでも訪問者数が少ない日には「このネタはボツったか?」などと塞ぎこむこともある(^^;

幸い、ROM専の常連様もかなりいらっしゃるようで心強い。実際にコメントを付けてくださる方々はほとんどが私が実際に会って知っている方なので発言の雰囲気も想像できるが、その他の "silent majority"(「沈黙の大多数」)がどのようなオーディオ観を持っておられるのか、時には知りたくなるものだ。気が向いたら是非カミング・アウトしていただきたい。

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2006年11月28日 (火)

koyama氏、MSBを斬る

PowerdacinsideブログのNAITさんの煽りに負けてしまいまして、MSBのパワーDAC4というやつをイーディオさんから拝借してしまいました。確かに素っ気無い造りは余計なことをしないという主張なのでしょうね。

肝心の音のほうですが、もちろんCHORDのDAC64との比較ということですが、質感自体はそれほど違いないと最初は思いました@ACモード。

バッテリー駆動にしてみて、確かにこのS/N比の向上は素晴らしいと、素直に脱帽でした。これは素晴らしいです。

価格として、DAC64からの買い替えということでは微妙な水準、NAITさんがプラチナム+からディーリアスに買い替えられた時の差異よりは多分小さいと思います。値段も値段ですしw

瑣末な話をいくつか。まず、DCアダプターの結構デカイことにちょっとビックリ。それとアダプターから本体へのケーブルが30cmくらい?でセッティングが出来難いというか出来ない。結局本体の上に置くしかなかったです。まあ、バッテリー駆動前提なのでしょうから、音出すときは外すということですか。

それと、「クロック端子装備」とありますが、5ピンの特殊なプロ用端子でイーディオの飯田さんによると、信号の型式も自用のG-25Uとは互換性はなく、アポジーやら特殊なクロック機器としか接続できないとのこと、これは残念でした。

あと、パワーDAC4自体は4倍サンプリングとかの機能はないですね。もっとも、拙宅ではG-25Uでチャチながらアップ・サンプリングするので問題はないのですが、DAC4では192まで受けられる(コードは96まで)ので、初めて自宅で176までアップ・サンプリングしたみました。が、上げれば良いというものでもないことが分かりました(^^;

質感が上がっているのだろうなぁという音ではあるのですが、96(88)の方が、何か音楽本来の音の力(ボキャ貧で上手く言えませんが)というものがあるように私の駄耳には感じられました。もう少し聞き比べてみると違った印象になるのかもしれませんが、難しいものです。

十分に魅力のある音、特にS/N比向上、であることは間違いはなかったですが、NAITさんが書いておられる電源周りのほうが明らかな向上が期待できそうであります。


いや、でもDAC4のS/N比は素晴らしいです。でも、デバイスをプラチナムでは4個だったのを、2個+「同等のもの2個」にしたのが音の質感に響いているのですかね。質感は、DAC64も互角に近いなかなかのものだと手前味噌w ま、価格もあるでしょうから仕方ないのでしょうが。

では・・・・・・・

「貸出試聴」という身銭を切っていない状況が生み出す、歯に衣を着せぬインプレをいただきました。koyamaさん、どうもありがとうございました。(・x・)ノ

ネット掲示板等でオーディオマニアが集うようになって久しい昨今ですが、koyamaさんとのお付き合いはかれこれ6年以上になります。CS2.3を共に使用していた時期が長く、送り出しにはエソテリック、パワーにはジェフというように、機器構成がよく似ていることからも、氏のインプレには何かと共鳴する点が多いのです。

そんなkoyamaさんは、行動の素早さでも知られています。他人の煽動に乗せられ易いといえば実も蓋もありませんが(^^; 前回ご紹介したMSB The Power DAC4 を早速貸し出し試聴するという速攻ぶり。

氏のインプレッションは次の機器構成によるものです。

P-50S→G-25U→Chord DAC64/MSB Power DAC4→Accuphase C290V→JRDG Model12→Dynaudio Contour 3.3

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2006年11月27日 (月)

メタル回帰?

CV後のサウンド検証のためにいろんなディスクをとっかえひっかえしていると、面白い発見があった。ハードロックやヘヴィメタルが以前よりも聴くに耐える音になってきた。これも電源工事による低域の力強さなのだろうか。

ティールやdCSで聴くロックは、ただでさえ録音の質をアラワにする傾向があり、今までは低域はスカスカ、高域は繊細に切れ込ませることで何とか聴くに耐える再生音を確保していた。しかし、到底ロック「らしい」ものではなかった。

ところが、CV敷設後は下方向の伸びや厚みが漸く高域とバランスしてきたようだ。

1984初期ヴァン・ヘイレンの金字塔ともいえる「1984」を久々にかける。高校時代、貸レコード屋でいろんなロックのLPを調達して、それらを抱えて通学したものだ。そんな頃に強烈な印象を植え付けられたアルバムである。

Panama---冒頭8ないし16小節を印象的なギターリブでキメる80年代ハードロックの典型的な技巧系のイントロだが、ティールの端正な空間の中にエディのギターやデイヴのシャウトが定位するという「らしくない」再生が面白い。そこに肉厚になったベースがようやく付いてきた感じだ。

1984や5150を始め、ヴァン・ヘイレンのアルバムの多くは低域の録音がスカスカでバスドラもポコポコした質感のように思う。ミニコンならバス・ブーストを効かせてようやくウェルバランスだ。今までは半ば諦めていたが、拙宅のような志向の再生でもひょっとすると救いの道があるかもしれないという気がしてきた。

電源強化のお陰で、ロックも「らしくない」再生ではあるが、これはこれでひとつのスタイルと呼び得る音になってきたようだ。

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2006年11月26日 (日)

じっと我慢

先日も少し触れたが、CV敷設後の音は改善点が9割以上なのだが、以前よりも中域の密度が濃いようである。このことは美点と捕らえるべきかもしれないが、若干薄味の中域が好みの私には複雑な思いがある。

Dutoitバレエ音楽が好きなので、デュトア=モントリオール響によるファリャ「三角帽子」を聴いてみた。またもやレーベルはDECCAで、80年代の録音である。以前にしゅうへい氏にも聴いてもらったCDだが、ステージの空間の大きさがよく見える好録音盤だ。

冒頭からのティンパニのアタック感が濃く、これまでより手前に定位する感じがある。より実体的になったとも言えるが、空間サイズに比して音像が大き目に感じてしまう。同じことが弦のアンサンブル全体にも当てはまり、音楽の組み立てはよく伝わるが、オーディオ的には周辺のふわっとした空気感がいくぶん簡素化されたような感じだ。

これはバーンインで変わるものなのだろうか。

思えば、昔から自分は中域は薄目が好きなようである。高校時代、3バンドの単純なイコライザがついたウォークマンを使っていたが、ある友達に貸すといつも真ん中のツマミのレベルが上がって帰ってきた。山型だ。

反して、自分はいつも谷型のポジションに自然と調整していた。カマボコは一番困るのである。その友人はワルターの復刻盤CDが好きだった。そういう趣向からも分かるように、彼には谷型では中域の密度感が物足りなかったに違いない。

いずれにせよ、私のシステムは私の好みを通す(^^; そこでセッティングで新たなスイート・スポット探しをやっているわけだが、しばらく試行錯誤したのちエイヤッ、と両翼に75mm広げ、奥に90mm下げた。

凄く気に入る位置に来た。壁に近づいたので低域が増強されるかと思いきや、そうでもなかった。濃い中域は薄まり、ホールトーンの広がりと奥行きの中に溶け始める手前あたりの実体感である。自分的には一番美味しい、一階席の中~後方くらいだ。

これも一時的なオアシスかもしれないが、2、3日はもってほしいと思う。

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2006年11月25日 (土)

これは売れる!

Capri自分的に何かと使用製品の多い大場商事さんであるが、冬のボーナスシーズンにとんでもない戦略価格商品を市場に投下したようだ。ジェフの新型プリアンプ、Capriだ。

本ブログは宣伝媒体でも何でもないが、直感で

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

と思った。定価ベースでわずか\446,250だ。これであの独特のコンパクトなアルミ無垢「ジュエリー筐体」が手中となれば、よほどヘンな音が出ない限りはまず売れる。ターゲット層はいわずもがなだが、思わず「人柱志願」したくなるような気分にさせる製品だ(^^;

これもJEFFブランドの力と言えばそれまでなのだが、ブランド力は単に広告宣伝費の大きさで培われるものではない。長い時間をかけてユーザーに受け入れられてきたメーカーだけに与えられる力なのだ。

私自身、パワーアンプのModel10/12シリーズのトーンが気にってステレオ機のModel10を愛用している。率直な感想を言えば、能書きで宣伝されているほど透明な音とは思わない。S/N面でも、もっとノイズフロアの低いパワーアンプもあると思う。

しかし、デジタルアンプの走りとも言えるこのジェネレーションの製品の絶妙なブレンド感が好きだ。現代アンプの先鋭的なドライブ能力と伝統的な温かみのあるトーンの融合だ。この点、今のIce Powerデバイス使用機は好みが分かれるようである。JEFFチューンとなれば話は別かもしれないが、Ice Powerを素でいくようなeARあたりは評価もいろいろだ。

Capriの投入は歓迎すべきものだが、高級ブランドの戦略価格商品にはリスクも伴う。例えが的確かどうか自信はないが、女子高生がおしなべてヴィトンをぶら下げて歩くような状況は、果たしてヴィトンにとって長期的に喜ばしいものと言えるだろうか。

ビジネス的な思惑が入り込むと、製品開発にも様々な制約や妥協が強いられるだろう。大場HPによると「可能なまでに贅肉を削ぎ落とし」との表現も見られるが、そもそも「贅肉」は何のためにあるのか、考えて欲しくもなる。

贅肉は贅を凝らした結果つくものだ。趣味の世界、とりわけハイエンドオーディオのような嗜好品のカタマリのような世界において、価格的な理由でひたすら贅を削ぐ必要はあるのだろうか。ブランドの安売りには危険な側面もあるのではないか。

Capriが「骨と皮」だけになったJEFFアンプだとすれば、同ブランドの評価を落とすことのないよう祈るばかりだ。とはいえ、Capriは大いに気になる製品である。この冬、いろんな販売店で聴くのが楽しみだ。

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2006年11月24日 (金)

スイート・スポット

電源工事でリセットとなったCS2.3のスイート・スポット探しは続く。

Bartok今日は管弦楽中心に聴いてみた。バルトーク「管弦楽のための協奏曲」は現代クラシック音楽の中でもかなり万人に知られたメジャーな作品かと思う。

ところで、世間一般には高尚で権威的と思われがちなクラシック音楽について小難しいウンチクを語るのは自分のスタイルではない。個人的に拘りはあるものの、結局は演奏側と聴き手との感性が合うか否かで決めれば良いと思う。要は好きか嫌いかで良いのではないか。

このDECCAから出ているショルティ=シカゴ響によるCDはオーディオ的にも好録音で、作品のダイナミズムを十分に描き出すレンジを確保しているようだ。

音に勢いがあり、聴感上のFレンジDレンジともに十分なレベルだ。良くできたデジタル録音盤にこそ、再生側のウツワの大きさが必要なのだと再認識させられる。

だが、SPの位置次第で再生音楽の良し悪しは変わってしまう。

従前よりもかなりポテンシャルの高い音がユニットから放射されているのはわかるのだが、これをどうステレオ空間として構築するかで総合点は如何様にも転ぶ。折角のイイ音が台無しに終わってしまう。

バッフル面の角度について、真正面が0度とすれば、従来は25度くらい内振りだった。その方が奥行き感が出たからだ。CV敷設後は、理由は分からないがジャンルによらずもう一段左右に音場を広げたい衝動にかられる。

1度ずつとは言わないが、かなりジワジワと角度を変えては聴いてみたが、かなり疲れるものだ。結局、従来の半分、10数度あたりが落としどころかなということで、今日は止めた(^^;

ただし、このポジションとて聴取位置からの前後関係を弄るとリセットとなるものだ。拙宅では前後の距離を変えると低音の出方の変化が一番わかりやすいが、CV敷設後はベースがブイブイ出てくるので、もう少し手前が良いかもしれない。

電線のバーンインと平行して、まだまだこのプロセスは続きそうだ。

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2006年11月23日 (木)

MSBの影

Powerdacfront日本でもかなり名が知られるようになったが、MSBと言えば良質のミドルクラスDACを提供してくれる米国メーカーである。最近、各所で知ったが、元MSB Platinum Plusユーザーとして看過できない新製品が国内市場に投入されるようだ。

その新製品、The Power DAC の詳細はMSBサイトで確認していただくとして、最大のウリは、Platinum DACの純粋なD/A変換をバッテリー駆動でやってしまおうということだから、思わず顔が緩んでしまった(^^;

元来、バッテリーフェチなので、あの写実的な音がさらにS/N比を上げるわけだから、さぞCP比の高い製品になるだろう。価格も輸入元のイーディオさんでは50万を切っている。

もともとPlatinumはLink DACと外部電源ユニットとして単体でも存在していたP1000を同一筐体に収めたものなので、P1000のコストと電池ユニットのコストを相殺しても低価格に押さえることが出来たのだろう。

ただ、その代償は外観の仕上だ。MSB製品を選ぶ際は、もともと細かい仕上げに拘ってはいけない。そういうメーカーなのだ。これはコスト上の理由でデザインにお金をかけられないというよりは、もともとセンスがないし気にもしていないと言うべきだろう。

パネルの仕上は相変わらずM・S・Bの虎刈りパンチングの放熱孔だし、天板とフロントの繋がりも一枚モノの鉄板をカクンと折り曲げただけだ。また、メイド・イン・ジャパン製品にはあってはならないことだが、パンチング加工で板を固定するための治具の跡がかすかにフロントに残るという有様だ。

外装の製造工程について一度MSBの技術者であるLarryに私信で問い合わせたことがあるが、ラフな工程は全く気にかけない様子で、Platinum Plus用の上位フォーマットへのグレードアップ基板をやたら薦められた。骨の髄まで電子回路が好きな連中なのだ。

現在ではインターフェイスの理由でdCS Deliusに乗り換えてしまったが、このような朴訥とも言えるMSB製品のアナウンスはとても嬉しいものだ。未だに後ろ髪引かれる部分がないわけでもない。

ネコもシャクシも高級ブランド指向で高額化している昨今、このような「暖簾代」など気にもしないMSB製品を心から歓迎したい。

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2006年11月22日 (水)

リセット

Reset新しいアイテムを導入した場合、現状からスムーズに次のステージに移行できることもあれば、アクセサリーやセッティングその他を根本的に練り直さざるを得ないこともある。

CV14sq敷設による音質変化は、まさに後者であった。

おろしたての電線がこなれてくるまでいろいろ聴いている状態だが、ほとんどが良いと思える変化とはいえ、以前の空間の出方とは若干変わった感じもする。そこでセッティングを弄ってみることにした。

リセットだ。従来ベストポジションと思っていたスポットよりもいい位置があるようだ。ここで細かいことを申し上げても意味がないので割愛するが、内振りの角度とリスニングポイントからの前後関係をいくぶん調整する中で、新たなスゥイート・スポットが見つかりそうな気配である。

SP位置を調整する上で難しいと感じるのは、左右への広がりと奥行きのバランスだ。両者は決してトレード・オフの関係にあるとも思わないが、荒っぽく言えばバッフル正面向きよりも内振りの方が奥行き感が出るようだ。

こういうプロセスには時間がかかるものだが、自分としてはそれほど苦痛ではなく、むしろ楽しみながらやっていけると思う。電源を強化したことで、嬉しい誤算となった。

そのCVのこなれ具合だが、第一声のようなチャキチャキした質感はわずかながらスムーズな方向に向いてきたようだ。とはいえまだ十数時間に過ぎないわけだが。

壁からCV直出しとしたことの効果を抜き出して申し上げるほどアタマが整理できていないが、特にマイナス点は感じないのでこのまま行こうと思う。追々コンセントパーツをPAD等に交換してみたい。

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2006年11月21日 (火)

壁コン離脱

KonboxCVが開通して数日しか経たないうちに何だが、壁コンを止めて直出し+BOXという構成にした。できるだけ余計なケーブルと接点を増やしたくないという狙いがある。

天井と壁内には長さに余裕を持たせて通線してあるので、2mほど引出しても全く問題はない。正直なところ、かなり多めのCV14sqを購入したので持て余しているわけだ。

早速ホームセンターでプラボックスを仕入れてきた。何の変哲も無いタダの箱だ。これにAgチューン済みの明工社コンセントを取り付ける。取り付けネジにはチタンが宜しいというAkimitsu君の話だが、そのあたりは追々試してみたい。

カバーは無しとした。手持ちのチーク材が使えれば良かったのだが、あの12cm四方の寸法は2コンセント用になるので、今回の1個用ボックスには適合しない。また折を見て2個用ボックスも使ってみたい。

カバーを付けないのは、音ヌケの阻害を最小限にする狙いだ。思えば、電源周りに磁性体パーツというのは、あまり良い話を聞かない。ビスもそうだが、特にプレート類は鬼門だろう。

巷には見るからに堅牢で「イイ音しそう」なメタルプレートが出回っているようだが、無垢木材やコンポジットポリマー製の方が良いことは内緒である。競合他社の「二匹目のドショウ」を狙ったような下手な類似製品だと、ノンカバーのプラボックスを転がしておいた方がいいかもしれない。

CVの加工については、既に末端処理済だったのでボックスへの取り付けは楽なはずだったのだが、線が物凄く硬いので予想外に手こずった。14sqクラスになると、どのように加工する場合でも硬さと太さが仇になるようだ。

このボックスから相変わらず3φAgによって供給されるわけだが、音出しはまた後日に。

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2006年11月20日 (月)

覚醒

昨日に引き続いてCV敷設後のサウンドを聴いた。

キーワードは「覚醒」だ。

第一印象でも申し上げた諸々の改善点がより確信できた。今日は色鮮やかで音数の多いフュージョンの好録音盤を中心に聴いたが、とにかく右から左から、大きな音から小さな音まで音の洪水を浴びることになった。

Twistリー・リトナーファンならご存知の「ツイスト」シリーズの中でも、特にその泥臭さに魅了されたのが "a twist of marley" だ。「ボブ・マーリーに捧ぐ」という邦題で知られているトリビュートアルバムだが、水準以上のシステムで聴くと録音にも相当なコダワリがあることがわかる。

あくまでも「当社比」ということでご容赦いただきたいが、アルバムを通して感じたのは、線香花火から八尺玉まで大小色とりどりの音が眼前に繰り広げる、季節外れの多摩川花火大会さながらの再生だ(笑

曲によってはもう少しアンダーなトーンが良いと感じる場合もあったが、前回も申し上げた「羊羹ベース」のふてぶてしい再生で、このアルバムの本来の姿をようやく知ることができたのかもしれない。

Delibes一方、DECCAから出ているリチャード・ボニング指揮のドリーブのバレエ3作品BOX SETを聴くと、サウンドステージが一回り拡大する中で、一音一音の定位がより確固たるものになったことに気づく。

特筆すべきは音の消え際。非常に丁寧に描いてくれるのだが、華美なハイエンドケーブルが聴かせるような妙なエコー感やディレイ感はなく、かなり自然な消え際だ。

以前のトーンと少し違うように感じたのは、中域がよりシッカリ聴こえるようになったことだろうか。別の表現を使えば濃い目になった。弦のユニゾンなとが「聴け、これが主旋律だ」といわんばかりに出てくる。

決して嫌な濃い味ではないのだが、もともと中域は薄味が好きなタイプなので、将来的に若干の軌道修正が必要になるかもしれない。

また、上記はCVがバーンインされていく中で二転三転する可能性もあるだろう。ケーブル、特に電源モノは即断してはいけない。ここが難しいところだ。数ヶ月のスパンで評価しなければならない。

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2006年11月19日 (日)

長期戦

Thiel2CV14sqによる専用回線の効果で、一音一音に力が入ったサウンドが聴けるようになった。この点ではDENKENでもかなりの成果が上がっていたと思うが、今回さらに一段上のレベルに達したようだ。

先日Akimitsu邸で聴かせていただいたサウンドに通ずるものを感じた。やはりアレはCVの効果だったのだ。

まず、ベースの出方が質的にマッチョになったようだ。今までは輪郭のインパクトをしっかり当てれば,、あとはフッと吹き抜ける風のようなベースが好きだと思っていたが、CV導入後はインパクト以降の「中味の詰まった」ベースが明確に聴こえる。これもなかなか良いものだ。

太い羊羹を欲しい長さだけブチ切ったような、堂々たる伸びだ。途中の肉痩せを全く感じさせない。裏を返せば、これまでModel10の実力を侮っていたとも言える。

高域も繊細に伸びる。バックの小間物が僅かに奏でる音が十分に掘り起こされていて、これだけ情報を出してくれると聴いていて楽しい。

情報が多い分、一曲聴くだけで疲れるとも言える(^^; とはいえ、再生機器が整理してしまった音楽はあまり好きではないので、あるものはまず洗いざらい出してもらおうというのが私の再生アプローチだ。その後の交通整理は使い手の力量に委ねたい。

良いことずくめかと言えばそうでもない。全くバーンインできていないので、長期戦を覚悟している。

本質的な音の土台の強化に恐ろしいほどのポテンシャルは感じているものの、全体に力みすぎな音楽である。これにしなやかな弾力感が加わってくればもっといろんな表情が出せると思うが、まだまだ遠いようだ。

しなやかさでは1年使っているDENKENによる電力供給の方が現状では上回っているが、いまさら戻れそうにない。

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2006年11月18日 (土)

こ、これは.....

Kita_1おぉ、おぉ、(笑

まだCVで専用電源を引いていない方、やらない手はありませんぞ。

特に集合住宅の方、賃貸・持ち家を問わず、勇気を出して工事工事!

詳細は後ほど。

・・・・・

その後も音出しを続けた。

おろしたての電線なので、しなやかで弾力感のある音の感触はまだ望むべくもないが、ファーストインプレとして気付いた点を少しお話したい。

まず第一に、本質的な音の下支え感が一段と確固たるものになったと思う。

以前にも申し上げたが、発声に例えれば、腹筋を鍛えたことでpppであっても声に芯がある感じだ。小音量でも音に浸透力がある。別の例えでは、ものすごい水圧を加えた容器から針の穴ほどの水流を出すといっても良いかもしれない。

次に、音場空間の広がりも一段と明瞭に感じられる。DENKENを入れたときも同様の向上を感じたが、さらに一回りスパッと拡大した感じだ。

ただ困ったことに、以前のボリューム位置の感覚が全く分からなくなってしまった(^^;

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2006年11月17日 (金)

地獄の14sq末端処理

CV第一声はまだ本格的に聴くことができずにいる。今週は連日帰宅が遅いのでフラストレーションが募る。なので、夜中に余分なCV14sqを使ってJEFF Rowland Model 10用の電源ケーブルを作ってウサ晴らしをしている最中である。

前段機器に使うには極太銀のような高域のデリカシーが足りないかもしれないという勘が働いた。そこで、パワーアンプの電源部への供給なら悪くないだろうと考えたわけだ。

Hubbel_1Model10のインレットは通常の15Aモノではなく20A用の [-_-] 型だ。Hubbelの20AインレットプラグH320Cで工作を試みた。しかし、ケーブルの末端処理には慣れていると自負している私にも、CV14sq3芯ともなるとかなり作業にてこずった。

まず、3芯はゼッタイ入らない(^^; もっとも、単相3線で200Vへの組換えが容易になるように3芯ケーブルを採用したのだから、100V使用では黒白2本で結線しなければならない。赤はプラグに入る直前で断ち落としてしまおう。

芯線のカットについても、その辺のケーブル処理とは一味違う。普通の家庭にあるようなニッパでは刃が立たないので金ノコで切断したのは既に申し上げた通りだ。

また、導体が極あたり7本の撚り線でまとまっているが、全ては咥えられない。結局2本を間引くことで固定できた。圧着端子を介在させようかとも思ったが、不純物を少しでも減らしたいので導体を間引く手法をとった。

ところが、もう一山あった。プラグのハウジングが閉じない。黒白の2芯でも太い。結局、ケーブルシースを咥える部分の樹脂をシャーシリーマーで削って挿入穴を拡張することになった。自作アンプ方面にも片足を突っ込んでいるので、この手の工具類も揃ってはいる。

こうして何とか14sqをHubbelに取り付けることができた。壁コン側のプラグも削ることを考えると気が重いが(^^;

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2006年11月16日 (木)

SONYの呪縛

Ps3先週末、SONY PlayStation 3 が国内発売された。DVD不具合の影響もあり、出荷数は限定的で、全国どこの販売店でも瞬く間に完売。次回入荷は未定で、数ヶ月は入手できないようだ。

実は、私はSONY製品のファンである。大人げないかもしれないが、PS2もPSPも持っている。もちろん、子供のように四六時中プレイすることはないが、糞ゲーから最新タイトルまで気に入ったものをツマミ食いしている。

SONYブランドの「呪縛」かもしれない。オーディオでは80年代にESシリーズの2ラインから7ラインまで、いろいろ世話になった。後に国内オーディオ業界の状況が惨憺たるものになるとは想像できなかったが、サンスイのアンプと並んでソニーESラインはひとつのステイタスであった。

拙宅では今でもテレビから短波ラジオまで、SONYのロゴが見える。

もっとも、オーディオでは特定ブランドを盲信するアプローチからはすっかり覚醒したと思う。代わりに別のブランドの呪縛に捕らわれたと言われれば身も蓋もないが、あらゆる製品を視野に入れた上で、活き活きとした音楽を奏でてくれる装置や使いこなしを追求する姿勢に揺らぎはない。

時に「音楽性がない」「ソニータイマー」などと揶揄されるが、S・O・N・Yの4文字の醸し出すオーラはとてつもなく大きい。実際、SACDの初機種となったSCD-1は今も記憶に新しいし、現行デジタルアンプTA-DR1aは、常に横目に気にかかる存在である。

ただ、次に購入するSONY製品は、恐らくPS3だろう。SACDも再生可能だ(笑

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2006年11月15日 (水)

妄想配線

CVが開通したのは嬉しいことだが、にわかに仕事が忙しくなり、未だに新生システムの第一声を聞くことができない。世の中とは皮肉なものだ。

このような状態で次のことを考えるのも時期尚早だが、CVから機器への供給部分は皆さんどのように処理されているのだろうか。CVをリスニングスペースまで通されている方がどのくらいいるかよくわからないが、教えていただければと思う。

壁コンという形でスタートしたものの、壁からCV直出しで電源タップBOXに導くという意見もあるだろう。電気設備のルール的には、壁から直出しはいけないと聞いたことがあるが、実際マニアは何でもやってしまうのであまり気にしていない(^^;

幸い、壁の中で14sqには余裕を持たせてカーブさせているので、直出しで引っ張る程度の長さは十分にある。壁コンという余計な接点を排除できるのだから、音質的には良さそうだ。

Padただ、機器への供給にはタップで分配せざるを得ないので、その分の変化の因子は考えねばならない。しゅうへいさんが私を「人柱」にしようとプッシュしておられるPADのコンセントCyroMag-SSD2などはCP比的に面白そうだ。自作BOXに組み込んでみようか。

その先のケーブルは音質的には何が良いだろう。極太銀を介在させた方が良いのか、それとも、同じCVで電源ケーブルを作るのが本筋なのか。。。。

妄想は膨らむ一方だが、まずは目先の雑事を済まさねば。。

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2006年11月14日 (火)

家族の理解

Curtainオトナの男が趣味を続けるには家族の理解も必要だ。金銭的な話もあるが、本格的なオーディオともなると家の一定の空間を占有するので、いろいろ気を使う場面も多い。

今回の電源工事も、家中の家財をひっくり返すまでは至らなかったが、ごっつい電線の束を持ちこんだり、ダウンライトが何個も外されてぶら下がる中でトイレを使ってもらったりと、家族にはいろいろ不自由をかけた。

にもかかわらず、特にグチをこぼすこともなく生温かく無視してくれた家内には感謝感謝(^^; 見て見ぬふり、と言ってもいいかもしれない。あるいは、今更始まったことでもないし、とあきらめているのかもしれない。

「壁に電線通せるんやったら、今度おしゃれなランプつけてもらおうかな」と、別のDIYアイデアも浮かんだみたいだ。

子供はいつもと違う出来事にはすこぶる敏感に反応するようだ。息子は楽しそうに電線にアタマを突っ込み、娘は嬉しそうに産業電線との綱引きを続けた。

こうして通線できたささやかな拙宅の電源アップグレードで、是非とも良い音楽再生を還元してあげたいと思った。

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2006年11月13日 (月)

ようやく完成

Kabekon_1何とかここまでたどり着くことができた。今まで使用していた明工社ベースにNaok氏が手を加えたAg壁コンとしゅうへい氏の極厚チーク製コンセントベースを移植した。

結線時には太い、曲がらないと工事のオッチャンから文句も出たが、通線までやった私の労力に比べれば何でもなかろう(^^;

考えてみれば、こんな馬鹿げた電気工事をやるのは「狂気系」マニアならではだ。一から専用ルームを新築するなら話もわかるが、施工後の集合住宅に産業電線を引いたりする者はそう多くはいないだろう。ただ、さまざまな制約がある中でもやれることはやってみたい一心だった。

しかし、そういうドン・キホーテ的な精神があってこそ趣味が面白いと思う。もっとも、電源は多くの場合「正攻法」とされているわけだが。

実際、コスト的には電線代+α程度で済んだ。しかし、費やした労力と途中のアセリは金銭的には換算しがたいものがあるのも事実。

今まで壁内配線を諦めていた方も、ぜひ御一考されると良い。始めは配線に触るのも無理かと思われた拙宅のような条件でも、構造をよく解析すれば可能性はあると思う。

また、通線途中もごく普通に生活することができた。あらゆる家財をひっくりかえして家人の奇異なる視線を浴びることもなかった。外見的にはそれほど大げさな工事ではないので、この点を心配する必要もないと思う。

この壁コンからはタップを介したりDENKENを使ったりと、当分はあーでもないこーでもないと比較の日々が続くと思われるが、電線自体が馴染むにも何ヶ月もかかりそうなので、ゆっくりやってみたい。また、取り付けビスでも変わるらしいので、その辺りも詰めていきたいと思う。

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2006年11月12日 (日)

格闘、そして...

小学生の頃、川口浩探検隊シリーズと金曜8時のプロレスは、少年には欠かせないエンタテインメントだった。

ある回で、探検隊がどこかの密林で巨大ニシキヘビと格闘するストーリー見た。当時の自分にはその真偽のほどは分からなかったが、猿人が登場した回と並んで、いつになく興奮したものだ。

CV14sq本線を通すのは、ニシキヘビとの格闘であった。呼び線はただの紐だが、産業電線は太さ、硬さ、重量で取り回しの難易度が桁外れだった。

Hon1結局、トイレ天井までは呼び線なしで通線できた。CV自身の硬さのためにグイグイと押し込んでいくことができた。ただ、挿していく部分よりも残りのトグロになった部分の大きさと重量にてんてこ舞いだった。

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Hon3

途中、段差に引っかかって困ったが、何とか復活してトイレ天井に辿り着いた。

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Hon4

問題はパイプスペースに入れる部分。90度に曲げるには、出口から紐を引っ張るだけではなかなか厳しいものがある。トイレ側から送り込みつつ、娘に紐を引っ張らせてなんとか進んでいった。

開始後、何時間経っただろう。実は昨夜に始めたあと、一旦切り上げて寝た。どうしても最後の穴の部分にCVが顔を出してくれないからだ。精神的、肉体的疲労も募る。翌日には電気工事店に結線を頼んでいるので、何とか間に合わせたい。

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Hon5電線がようやく顔を見せたとき、そんな疲れも吹っ飛んだ。石膏の粉で白くなったが、黒く逞しい大蛇がその姿を覗かせた。

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イイ!! (・∀・)イイ!!

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2006年11月11日 (土)

CV14sq到着

Cv1CV到着。

Thielと並べてみる。CS2.3はミニスピーカーのように、Sony Music Studio Cableはそうめんのように映る。

凄まじい14sq産業電線の貫禄だ.............何m買ぉとぉんねん・・……(-。-)

ただ、5分で目が慣れてしまうあたりも、電線病隔離病棟患者の悲しいサガだ。

Cv2たちまち息子の餌食となる。

半ケツはご愛嬌♪

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適宜カットしてみたが、普通のニッパでは無理だったので金ノコで切断した。曲げに馴染むのは馴染むが、これだけ重くかつ10数メートルになると、取り回しがかなり大変だ。

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2006年11月10日 (金)

呼び線

Tusen1_1呼び線としてナイロン紐を10数メートル用意。左は3.0φアルミ線。ただしニラコ製ではなくダイソー製。

これで手の届かない所に自由な形を作って呼び線を通していく。

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Tusen2 玄関近くのクローゼットの天井開口部からAREA 1のコンクリート梁に埋め込まれた通線パイプに呼び線を通す。アルミの先端に紐をテープで巻いて固定して通していく(写真は呼び線を通した後で、アルミは抜いた状態)。

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Tusen3_1反対側のAREA 2から線が出てきた。ダウンライト穴のちょうど真上にアルミが通ってくれて非常に助かった。

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Tusen4 一気にトイレ天井まで通線。トイレのダウンライト穴から一時的に紐を出しておく。

ここからの作業はしばらくトイレの中となる。

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Tsusen5_1難関のAREA 3。釣竿とテグスを使って錘をパイプスペースに落とし込まねばならない。釣道具もまさかこんなところで使われるとは思わなかっただろう。ダウンライトに腕を突っ込むと内部が見えないので、動かす度にデジカメで状態を確認。どうやら適当な位置に竿の先端が来たようだ。

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Tsusen6 スルスルとテグスを送っていくと錘が下りていく。

前もってLD側から新設コンセント部の石膏ボードを開口しておいた。サイズは100x50くらいで、手が入らない。切断にあたっては間柱センサを使って非破壊検査を実施し穴の位置を決定。

開口部からパイプスペース内部の状態を確認。

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

Tsusen7ここでもアルミが活躍。先端をフック状に曲げてパイプスペース内で錘を引っ掛けてタマ摘出。

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Tsusen8テグスの端と呼び線をトイレ内で結び、さらに引き出す。紐が顔を覗かせた。これで玄関からLDまで、1本の線が通った。

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2006年11月 9日 (木)

誰のもの?

Manshonr今回の電気配線の一件で、分譲マンション住まいのさまざまな制約を知ることとなった。専有部分と共用部分の権利義務の違いは基本中の基本としても、各戸の電気設備関連にも制約があるようだ。

例えば、契約アンペアの変更は勝手にできない。現状40Aのブレーカが設置されていて、拙宅の電気の使い方でこれが落ちることはまずないが、60Aに増やしたいとしても管理組合に諮らねばならない。

建物全体としてMDF盤を通って各戸に配電されているため、1戸だけが多く電気を摂取できるようにするのは公平に反するという理由だ。このような「形式的平等論」は疑問だ。1戸が60A取ったからといって配電設備がヘタるようなマンションでどうするのか。それに、使った電気代はその住戸が払うのだ。

住戸内の配線にまで五月蝿く言われたくはないが、各種の設備点検が定期的にやってくる。電気工事店にやってもらった配線変更でも、建物のオリジナルの仕様から大きく逸脱していると点検時にいろいろ面倒かもしれない。

もっとも、点検とは名ばかりで、仕様書と現状を照らし合わせるようなことはなく、クランプメータで漏電チェックして確認のハンコを押すだけなのだが。漏電ブレーカは一体何の為についているのか。こんな「点検」の為に管理組合が金を払っていると考えると腹立たしい。

後々の面倒は避けたいので、今回のオーディオ専用電源は既存の分電盤の空きスペースを使った1回路増設に留めることにした。この程度なら文句も出ないだろう。それでもCV14sqの効果に期待したい。

やはり私のようなタイプの人間には、押し着せの住宅はいろんな点で欲求不満が募る。いっそのこと、趣味が「本の虫」だったら、さぞ快適な住まいだったであろうに。

まぁ、まずは目先の改善だ(笑 明日CVが到着し、週末に電気工事店が配線をやってくれる段取りだ。通線はそれまでに自前でやっておくことにした。普通の電気工事店なので、現場でいきなり14sqのトグロを見せても困惑されそうだから(^^;

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2006年11月 8日 (水)

バレエ音楽

Ballet_2私の聴くソースの多くはクラシックである。公称「雑食系」だが、実際には7割ほどがオーケストラものか、擦弦楽器の器楽曲だろうか。

中でも20世紀初頭以降の管弦楽やバレエ音楽が大好きである。時代区分的には現代音楽となろうか。世間に胸を張って語れる見識はないが、ストラビンスキーやバルトークのCDは自然とかけてしまうディスクだ。

ストラビンスキーのバレエ音楽とは随分趣が異なるが、幼い娘がバレエを習っている手前、ドリーブ「コッペリア」やチャイコフスキーの「三大バレエ」などの定番作品もしばしば拙宅で再生されることになる。

子供の習い事なので、親は衣装の可愛さを楽しみにやらせているようなものだが、発表会が巡ってくるにつれ、娘のイメージトレーニングも兼ねて「いいシステム」で聴いてみる。当の本人は10分もすると飽きてしまうようだが、こちらは真剣だ(笑

今日はプレヴィン・ロンドン響のEMI盤「眠れる森の美女」の一幕を聴いた(全体では無茶苦茶長い)。72年頃の録音だろうか。クラシックで難しいのは、楽曲と演奏家の組み合わせだけでなく、何年に録られた音源でどのレーベルから出たものかで評価もガラガラと変わることだろう。

結局、演奏は一期一会であることの裏返しなのだが、名盤云々というのはクラシックの敷居を高くしている原因の一つだと思う。実際、演奏の良し悪しは私のような素人が聴いても分かってしまうことも多いが、あまり書評から予備知識を仕入れずに虚心坦懐に楽しみたいものだ。

ちなみに、オーディオマニアである手前、上記CDについて一言。概して録音は良いが、やはり時代的なものは否めない感じだ。最近の録音と比べるとどうしても音場空間に突き抜けられない壁がある。

しかし、録音とて音楽を楽しむ上での一つのファクターに過ぎないことを思い知らされるような流麗な語り口は、この組み合わせならではである。

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2006年11月 7日 (火)

CV発注

オーディオケーブルなどの「嗜好品」は別として、一般・業務用電線資材販売の総本山と呼んでいいのが秋葉原の愛三電機さんだろう。常時在庫は無数だし、最小発注ロットなどの制約はあるものの、受注品や特注品にも素早く対応してくれる。

某メーカーデジタルケーブルの中身でもある75Ωジュンフロン線も受注してくれるので、SPDIFデジタル伝送に関して「頭から入るヒト」にとっては、ある意味ひとつの回答がここにあるわけだ。

Cvstructure_1フジクラ電線CV14sqの3芯について問い合わせてみた。取寄せ品だそうだが、納期は2日程度。メートル820円だそうだ。こんな安価にオーディオ電源がグレードアップできてしまって良いのだろうか(^^;; これはやらない手はないだろう。失うものは何もないのだから。

もちろん、電源周りにかかわるパーツは他にもあるが、配線から根本的に手を入れてしまうと、壁コンやプラグ云々という次元のハナシは吹っ飛んでしまうくらいの向上があるように聞いている。

当然ながら、ゴッソリ発注しておいた。後にいろいろ電源ケーブルに使えるかもしれないし、極太Ag単線との比較もやってみたいからだ。電源ケーブルは機器に近づくほど影響が大きくなるようだが、CVで製作したコンポーネント用ACケーブルとて、きっと侮れない水準に達しているのではなかろうか。

以下は、とあるLAN工事業者さんのサイトで見つけた一文だ。

【CVケーブル---被覆が黒で3芯。一般住宅においては電柱からの引込み線に使われる。DIYで使うことはまず無い。】

どうやら、電源の分野においてもオーディオマニアの常識は一般社会のそれとは相当かけ離れているようだ。

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2006年11月 6日 (月)

芋掘り

Imoこの連休、一日は家族で遠足に出かけた。毎日電線のことばかり考えていても人生楽しめないかと思う(^^;;; そろそろ今年の芋掘りシーズンも終わるというので、埼玉県川越の農園に行ってみた。

高田馬場から西武線で延々と進む。恥ずかしながら、東京に来て10年経つが23区以遠の地域のことはよく知らない。関西なら暇にあかせてあらゆるところに行ったものだが、仕事で来た東京では土地勘が育たない。

急行で一時間電車に揺られたが、ここから都心に通勤する方々はさぞ大変だろう。

現地着。1000円で7株掘っていいらしい。高いのか安いのか、農家に縁のない私には見当もつかなかったが、とりあえず掘削開始。子供に抜きやすくできているのか、ジャンジャン掘れていく。かなり立派な芋がゴロゴロ取れた。

ここは航空自衛隊の入間基地に近いようで、ちょうど航空ショーの日であった。上空で爆音とともに6機の編隊がアクロバット飛行を繰り広げる。ジェット雲で星型を描いたりしていた。

いざというとき日本国民の安全を本当に守ってくれるか極めて疑わしいが、自衛隊もなかなかカッコイイなと少年の気持ちに帰った瞬間だった。

手元の芋と秋晴れの空を駆け抜けるジェット機が、妙なコントラストを醸し出した。

帰路。芋の重さを甘く見ていたので、かなり疲れた。本来、ああいうところは自動車で行くべきところだろう。幸い、電車はほとんど座れたので問題なかった。車中で考えたのは、やはりCVのこと。

配線のアイデアは考え出すとキリがないが、集合住宅なので変更は控えめにしたほうがいいだろう。

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2006年11月 5日 (日)

AREA 3

トイレの壁の向こう側はLDである。間にはパイプスペースを兼ねた空間があるので、ここに天井からCVを落とし込めばLDの壁コンセント位置に電線を導くことができる。ここの見通しが立てばGOサインが出せる。

Downlight3 トイレ天井のダウンライト穴からLD方向を観察すると、黒く太いパイプとその周りの空間が見えた。これは上下階を貫通するパイプか何かのようである。パイプスペースの向こうの石膏ボードがLDの壁で、リスニングポジションの背面になる。ラックはその脇に設置している。

落とし込む空間まで手は届かない。地道に送り込んでいけばCVは下を向くのだろうか。それとも呼び線のようなものを通しておくのが正攻法だろうか。この部分には工夫が必要のようだ。

Tsuri_1そこで、釣竿を利用することにした。短縮時には40cm程度なので、トイレのダウンライト穴から天井に完全に入れることができた。内部で手を突っ込んで伸ばす。石膏ボードに届く位置に持っていけることが確認できた。

ここから呼び線(テグス)に錘をつけたものを垂らすわけだ。下でスイッチボックス穴を新設する予定なので、その穴から錘をキャッチする。そうして呼び線を手繰り寄せる。線の端にCVを繋げば万事上手く壁から引き出せるというわけだ。

Madori_1非常にラフであるが、おさらいのために拙宅の玄関からの経路を図示しておく。分電盤からパイプスペースまで緩やかな曲線で到達できそうだ。バスから分電盤はコンクリート梁で遮断されているので、新たに物置の天井を開口した。

結局、バスの天井点検口からは何もしなくても済むかもしれない。廊下とトイレのダウンライト穴を利用して何とかPSまでCVを落とし込めれば成功だ。

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2006年11月 4日 (土)

AREA 2

Downlight0コンクリート梁の生活エリア側を観察してみた。都合の良いことに、廊下のダウンライト穴が梁に埋め込まれた通線パイプの出口近くに一つある。穴からデジカメを突っ込んで撮影したものだが、パイプ内部にはまだまだ電線を通す余裕がありそうだ。

ダウンライト穴から腕を突っ込むわけだが、通線作業も手探りで何とか動きが取れそうである。ただ、ケーブルの出口まで手は届かない。玄関側から長めに差し込んでおく必要がありそうだ。CV14sqになるとかなり硬そうなので、ケーブルキヤッチャーや竿などの小道具を使わなくても上手くいくかもしれない。

Downlight1同じ廊下ダウンライト穴から、LD方向に次の経路を探る。L字に屈曲した廊下をトレースするよりも、直線に進んだ場所にあるトイレ天井のダウンライトが都合が良さそうだ。天井裏の世界は、下界で見える家の構造とはかなり違うので見ているだけでも面白い。猫やネズミが「水を得た魚」になるのも分かるような気がする。

早速外して内部を観察してみた。右手奥にライトが見える。換気パイプが至るところに巡らされていてアクセスを難しくしているが、廊下ダウンライトからトイレまでは直線でケーブルを送っていけそうだ。

CVがトイレまで到達すれば、LDまではもう少しだ。

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2006年11月 3日 (金)

AREA 1

分電盤は下駄箱の内部にあり、電線はそこの天井裏へと伸びている。玄関とリスニングスペースであるLDの間にはコンリート梁があり、玄関エリアはいわば孤立していて他からのアクセスは不可能だ。バスの天井点検口からは完全に遮断されているので、一時は天井・壁内配線はあきらめていた。

Ceilin1玄関側で天井裏にアクセスする唯一の方法は、玄関近くのクローゼット内部の天井をくり貫くことだ。しかし、残念ながら取り外し可能な天井ではなく木枠に釘打ちされている。ここはDIY魂で乗り切ることにした。

市販のアルミ枠天井点検口を取付けることも検討したが、450x450という規格寸法が天井のサイズと合わなかった。一回り小さなタイプの300x300もあるのだが、それだと取付けはできても上半身が入らない。結局、ベニヤそのものを除去することにした。後日新しい板で脱着可能なフタ天井を作ろうと思う。物置の内部なので外観もさほど気にならない。この程度ならプチ・リフォームにも入らないだろう。

Ceilin2切り抜いて除去するだけなので、作業は20分ほどで多少ラフに済ませた。毎度ながら思うが、家に刃物を入れるのは非常に楽しい。失敗してはならないという緊張感と、その裏返しの一種の快感がほとばしる。

開口後、天井裏の水道・ガス管が姿を見せた。当然ながらこれらの存在は確認していたので、刃が触れないように慎重にカット作業を進めた。パイプの向こう側が分電盤スペ―スだ。 Ceilin3

開口部から上半身を入れると、電線の束が見えた。このスリットの真下が分電盤で、十分手の届く距離だ。VVFが十数本通っているので、スリットもそれなりに余裕を持たせてあるようだ。CV14sqを通すのも問題ないように思える。

Ceilin4分電盤とは反対方向に目をやると、生活エリアと玄関を遮断している例のコンクリート梁が見える。幸い、電線群は埋めこまれた通線パイプを通って向こう側に走っているので、CV14sqも問題無く通りそうだ。ただ、穴まで手は届かないので棒や竿などの小道具を使って通す必要があるだろう。もしくは、CV自体が硬いのであれば針金を挿し込むようなノリで上手くいくかもしれない。

梁の向こうがLD、トイレ、風呂、キッチン、各部屋がある生活エリアとなる。今回のクローゼット天井の開口作業で、分電盤からの通線は見通しが立ったと思う。

まずはAREA 1を制圧したといえるだろう。

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2006年11月 2日 (木)

DIY作戦始まる

Dnlite壁内配線工事の可否と見積を問い合わせていた業者Aから返答があった。拙宅の間取りや構造を詳細に知らせたわけではなかったのだが、彼等の「勘」として、露出配線を薦められた。

業者Aの見解としては、CVも14sqになるとかなり太く取り回しが大変になること、及び建物施工後の配線へのアクセスが限られていること、が主な理由だった。確かに、バスの天井点検口から覗いてみると、配線のみならず換気パイプが縦横に伸びていて見通しも効きにくい。

マンションという形態から、あらゆる配管、配線が合理的にコンパクトにレイアウトされているようだ。お陰で作業スペースが非常に厳しいようだ。ただ、頭と片腕は入る程度の余裕はある。

しかし、露出配線は外観的な問題点が多く、既に数系統の高周波同軸をモールで屋内に敷設している拙宅では、家人のヤリダマにあがるのは目に見えている(^^;; 何としても天井・壁内を通したいところだ。

そこで、更に天井裏の調査を徹底することにした。分電盤は玄関に設置されている。何としてもCV14sqをリスニングスペースであるリビングまで10数メートル導かねばならない。廊下にはダウンライトが複数ある。これを抜けば穴から片腕は突っ込める。バスの点検口を併用すれば何とかなるかもしれない。

最終的な電気配線は有資格者に委ねるとしても、ケーブルを通すお膳立ては自宅の構造を最もよく知る私がやっておくのが確実だと思う。今回の見積もりでも感じたが、所詮は他人の家のことなので、本当に親身になって協力してくれる業者は稀だろう。彼らは楽に儲かる方を選ぶのだ。

かくしてDIY作戦が始まった。思えば、幼少のころからの工作好きで、今でも棚からインコネまで何でも自作するタチだ。マンション住まいだといろんなものが作りつけなので今までDIY熱が再燃しなかったのだが、今回の一件で意地でも通してやろうと思った。

すべては至福のサウンドのために.....

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2006年11月 1日 (水)

環境S/N

Clock拙宅のオーディオ環境は遮音や防音工事を施したような専用ルームではないが、普通に暮らしていてさほど外界が五月蝿いわけではない。比較的静かな住宅街で、幹線道路が近いわけでもない。

平日の昼前あたりに管弦楽などを聴いていると、pppで時計の秒針が刻むチクタク音が気になることがある。mpくらいになるとすぐに掻き消される程度のものだが、「静」の緊張感あってこそ「動」の躍動感が生きてくるというものだ。

先日、ようやくインテリア的にも機能的にも満足のいく時計が見つかったので交換した。今回は壁掛け型の電波時計だ。秒針は一定の速度で連続的に進むので、チクタク音は発生しない。音のしじまが非常に静かになった。

もう一つ、環境S/Nを阻害するものがある。冷蔵庫だ。キッチンから離れたリビングの遠い端にシステムを設置しているが、最近の冷蔵庫は静かになったとはいえ、コンプレッサーが仕事をするときはやはり音が気になることがある。

究極的には、ブレーカごと落としてしまおう(笑 先日からやっている試聴でもブレーカOFFにはメリットしか感じないので、食べ物が傷まない程度に短時間で実践したい(?) オーディオ専用電源回路を敷設できれば、さらに良いのだが。

ところで、一番の環境S/Nの阻害要因はどこの家庭でもやはり同じだと思うが、あまり言わないことにしよう(笑

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