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2006年11月26日 (日)

じっと我慢

先日も少し触れたが、CV敷設後の音は改善点が9割以上なのだが、以前よりも中域の密度が濃いようである。このことは美点と捕らえるべきかもしれないが、若干薄味の中域が好みの私には複雑な思いがある。

Dutoitバレエ音楽が好きなので、デュトア=モントリオール響によるファリャ「三角帽子」を聴いてみた。またもやレーベルはDECCAで、80年代の録音である。以前にしゅうへい氏にも聴いてもらったCDだが、ステージの空間の大きさがよく見える好録音盤だ。

冒頭からのティンパニのアタック感が濃く、これまでより手前に定位する感じがある。より実体的になったとも言えるが、空間サイズに比して音像が大き目に感じてしまう。同じことが弦のアンサンブル全体にも当てはまり、音楽の組み立てはよく伝わるが、オーディオ的には周辺のふわっとした空気感がいくぶん簡素化されたような感じだ。

これはバーンインで変わるものなのだろうか。

思えば、昔から自分は中域は薄目が好きなようである。高校時代、3バンドの単純なイコライザがついたウォークマンを使っていたが、ある友達に貸すといつも真ん中のツマミのレベルが上がって帰ってきた。山型だ。

反して、自分はいつも谷型のポジションに自然と調整していた。カマボコは一番困るのである。その友人はワルターの復刻盤CDが好きだった。そういう趣向からも分かるように、彼には谷型では中域の密度感が物足りなかったに違いない。

いずれにせよ、私のシステムは私の好みを通す(^^; そこでセッティングで新たなスイート・スポット探しをやっているわけだが、しばらく試行錯誤したのちエイヤッ、と両翼に75mm広げ、奥に90mm下げた。

凄く気に入る位置に来た。壁に近づいたので低域が増強されるかと思いきや、そうでもなかった。濃い中域は薄まり、ホールトーンの広がりと奥行きの中に溶け始める手前あたりの実体感である。自分的には一番美味しい、一階席の中~後方くらいだ。

これも一時的なオアシスかもしれないが、2、3日はもってほしいと思う。

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