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2006年12月

2006年12月31日 (日)

大晦日

Senbon今年も最後の一日となった。例年のごとく大阪の実家でのんびりと過ごしているところだ。明日になると初詣でどこの神社も大変な人ごみになるので、大晦日中に京都の伏見稲荷に出かけてきた。

オーディオ的には大晦日も正月も特に違いはないが、強いて2006年を一言で振り返ってみると、再び「流動化」が始まった一年だったかもしれない。

購入アイテム的にはそれまでの年とさほど変わらず一品程度なのだが、CVの敷設がやはり大きかった。

このマンションでは2005年の状態でこれはこれでいいかなと考えていたのだが、2006年はサウンド向上のためにやれることはまだまだ多いことを思い知った一年だった。

来年は根本的な変化があるのだろうか。振り返ってみると、変化の波は突然やってくるように思う。深層心理ではずっと気になっていても、ひょんなきっかけでドバッとタガが外れてしまうものだ。怖くもあり面白くもある。

今夜は除夜の鐘が各地で聞こえるわけだが、人の煩悩は尽きないものだ(^^;;

来年も引き続きお付き合いください。

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2006年12月30日 (土)

浪速的オーディオ

Kuidaore_2今年は29日が仕事納めだった。都心の交通もすっかり休暇モード。ただ、世間とは裏腹に自分のギョーカイは元旦以外は年中動いているので、30日から3日まで正月休みを確保できたのはラッキーな部類かもしれない。

せっかく時間ができたわけだが、なかなかオーディオともいかないのが家族持ちオーディオファイルの悩みどころだ。子供が小さいとなおさら自由が効かない。休暇は大阪に帰省してトンボ帰りという状態で、もっぱら音楽はシリコン・オーディオの世話になるだろう。

実家に戻ると、せめて日本橋とヨドバ梅田は舐めて帰ることにしている。だが、年々このパターンも実りのないものになってきた。特にデンデンはもうヤバイのではないか。常連ならいざ知らず、一見客としてはどこを見ればよいのかもわからなくなってきた。河口とキヨくらいか?

考えてみれば秋葉原も5555で何とか面目を保っているような状態なので、他の都市ではさらにピンポイント的にショップを攻めないと海外ミドルクラスですら拝めない状態かもしれない。

一方、ヨドバ梅田に寄るのは、ついでに入り易いことと、アクセが意外に並んでいることが主な理由だ。機器自体はほとんど見ることはない。もっぱらプラグやインシュ関係だろうか。しかし、それも最近はどっちでもよくなりつつある(^^;;

オーディオという趣味は、良くも悪くも即物的な浪速の土地柄には99%合わない世界だと思う。ゲージュツ鑑賞はごく一部の物好きのやることなのだ。深遠なる音楽再生の探求から200万のアンプを買ったら、それは驚きではなく、ネタにされるのである。

商売においては、イラチな大阪人は「はよ買うて帰ってんか」「買わへんのやったらさっさと帰ってんか」と長居する客は敬遠するものだ。ただし、金額的にも人間的にも付き合いが深まれば、1%の別枠対応がなされるわけだ。

セレクタならともかく、一見客にセッティングを変更してとっかえひっかえ試聴させるなんてトンデモないことだと思う。それで買わないなんてことになれば、立ち去ったあとに小一時間やられるのは確実だ。

そんな気質の街では、ゼネラル・オーディオから少し背伸びした中級クラスを店頭でじっくり比較する機会も減り、本格的なオーディオ人口の裾野が広がらないのも仕方のないことかもしれない。

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2006年12月29日 (金)

元箱

Danbolオーディオ機器の元箱は皆さんどうされているだろうか。機器が増えるにつれ、あるいは高額化するにつれ、梱包材の問題は看過できないものになる。家の収納も都心近郊では限られているので、さまざまな工夫が必要だ。

元箱には二つの意味があるように思う。第一はリセール時の付加価値、第二は輸送時の安全確保という本来的な役割である。

賛否両論あると思うが、日本人の梱包好きは世界的に揶揄されるほどだ。ヤフオクなどでもオリジナル梱包に拘る人は多いし、実際受け取っても限りなく新品に近いほうが気持ちよいのは偽らざるところだ。自分のような綱渡り的な買い替え派にとっては、元箱による+αは馬鹿にはできない。

一方、オリジナル梱包材、中でもウレタンフォームは機器の形状にフィットするように成型されているので安全輸送には欠かせない。リセールには発送が付き物なので、ここでも元箱の保管は鍵となろう。

それにしても高額機器の梱包はヤクザな大きさだ。二重箱や木枠の補強材などは序の口である。もっとも、リッチマンは家も広いので梱包の問題は相対化されるだろう。そのまま倉庫にポン、というのが理想的だ。

拙宅ではダンボール箱はフラットにたたみ、フォームと別個に保管している。ベッド下、天井、壁面家具と壁との間などを利用して何とか収めているところだ。お陰でCS2.3からP70に至るまでかろうじて元箱が収納できている。

困ったのはVerdi La Scalaだ。アルミケース入りなのでたためない。しかもデカイ。どうしようもない。。。。

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2006年12月28日 (木)

オーディオデザイン考

Telos600人間が作り出す物には常に形がある。意図があるにせよ無いにせよ、作られた物には必ず何らかの意匠が存在する。オーディオ機器も例外ではない。

私は工業デザイナーでも何でもないので、特定製品の意匠の良し悪しを語る立場にはない。音と同じように、機器の外観も人それぞれの好みがあると思う。それについてとやかく申し上げるつもりはない。

むしろ、数多のルックスを持つオーディオ製品をどうコーディネートすればサウンド面でも外観の面でも満足のいくオーディオライフを送れるのか、そんなことを考えてみた。

音と外観の完全な統一感を求めるなら、同一メーカーで揃えると気持ちいい。しかし、入口から出口までオールラウンドに手がけているメーカーは限られているし、製品の世代も統一しないと意匠も異なる。ハイエンドともなれば、一度に全てを買い換えると大変なことになる。やはり多くの方は、サウンド面の妥協を最小限にして異なる意匠をコーディネートしようとするのではないか。

拙宅のシステムは外観的にはちょっとカオス的な状況にある。買い換えの行きがかり上、ブラック系とシルバー系、あるいはカクカク系とラウンド系が織り交ざってグチャグチャになっている(^^;; Verdiが加わってP-70が隠居となれば、少なくとも上流はビシッツと揃うかもしれない。

以上のように、とても他人様にアドバイスできる立場ではないのだが、唯一救いがあるとすれば、きちっと存在感のあるラックに収めてしまえば割と何でも映えるということだろうか。大きめの棚板に小振りな機器を置くのがおしゃれだろう。

料理でも趣味の良い皿に盛ればありふれた食材でも美味しそうに見えるものだ。また、人もパリッとした服装をすれば中味の人物如何にかかわらずそれなりに見えるものだ。

もちろん、サウンド本位で選んだオーディオ機器なのでラックで繕う必要はないのだが、入魂のサウンドコーディネートが無造作な置き方でショボく見えてしまうとすれば、それは口惜しいだろう。

それにしても、太くて硬いケーブル類は何とかならないものだろうか・・・幸い、拙宅では機器の背面は絹メッシュの細線が中心なのでスリムに収まっているが、ヘビが這いまわっているような姿が普通に思える時点でデザイン的にはイエローカードかもしれない。

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2006年12月27日 (水)

食いつき

Neutオーディオケーブルを語るとき、「食いつき」という表現がしばしば見受けられる。ケーブル端子が機器側のインレット端子にしっかりフィットするかどうかで再生音のニュアンスが結構変わるので、音質改善のポイントとして重要視されているわけだ。

経験から言えば、食いつきの強さは音場空間の立体感の向上に効くようだ。音のエッジのニュアンスが繊細になり、空間感が出てくる。セッティング一般にも言えるかもしれないが、端子の固定は予想以上に効くので、電源BOXとケーブル端子をタイロッドで縛る「SMオーディオ」を実践する人もいる。

しかし、過度な固定強度は機器を壊してしまうこともある。昨今のハイエンドケーブルは硬く重いので、端子の結合が密になればなるほど機器のインレット端子を固定する個所に負担がかかる。何事も過ぎたるは・・・である。

インターコネクトにおいても、RCAのNeutrik Profiなどはかなり強烈な食いつきなので、長期の使用で受け側がぐらつくことも多い。機器側のRCAメスが数個一組で基板から立ちあがっている廉価タイプでは心許ない。各々が背面パネルを挟む形でネジ止めされていることを確認したい。

また、これもやってしまうマニアが多いのだが、過度のネジトルクにも気をつけるべきだろう。適性トルクに関する技術資料をいろいろ斜め読みすると、意外に適性値は低いものだ。少なくとも、オーディオマニアはヤリスギのきらいがある。スピーカーケーブルのバインディングポストのナットの締め過ぎでネジ山を破損してしまうのは典型だろう。

スピーカーユニットのトルク・アラインメントは再生音に非常に影響するようだ。トルクレンチを使ってきちっと適性値に統一することでバシッとフォーカスが合うそうである。自分は残念ながらまだ調整していない。怖くてやっていないというべきか(^^;;

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2006年12月26日 (火)

精密模型

Starオーディオが好きな方の多くは、精密模型も好きだと思う。オーディオ自身が精密機械であるので、音楽鑑賞という要素以外にも細部の作り込みやメカニズムの美に魅かれるからではないかと思う。

私も例外ではなく、模型が好きである。本格的なコレクターというわけではないが、そうしたスケールモデルを見るたびに「おお、ええな」と思ってしまう。特にダイキャストものは男心を掴んで離さない。自分は、鉄道やミニカーよりも、航空機模型が中心である。

近年では中国で精工なOEMが可能になったので、完成品の老舗メーカーからコンビニのオマケまで塗装済みが大半になった。結構な時代だ。昔のキットはカラーを揃えるのが大変だったし、揃ったとしてもテクがついてこない。結局途中で置き去りになるケースが多かった。

細部のデカールに代わるタンポ印刷という技術が決定的に完成品にアドバンテージを与えたようだ。0.Xmmの細かい文字まで印刷できてしまう。デカールのようにシワもよらない。気泡も入らない。経年劣化もほとんどない。これで安いとなれば誰も自分では作らないだろう。

オーディオ再生自身も、精密模型のようなものではないかと思う。ジャンルにもよるが、オーケストラを原寸大で再生できる方は皆無とはいわないが、普通はいないはずだ。原寸再生できるのは、せいぜいこじんまりとした器楽曲くらいではないだろうか。

しかし、模型ならではの精密感が楽しいことも多い。また、その対象が持つ美しさを、デフォルメとまではいかなくとも、しっかり強調してアピールすることもできるだろう。優れたオーディオ機器はそういう能力に長けているのだと思う。

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2006年12月25日 (月)

日本的クリスマス

Santaこの投稿を書いている現時点では24日のクリスマスイヴである。日本のいわゆる「クリスマス」といえば圧倒的に24日にスポットが当たっているように思う。

大半が仏教徒である日本人にとっては、クリスマスに宗教的な根幹はない。イヴといえば、カップルにとっては少し気の張るお店で過ごす夜だし、小さい子供にとってはお楽しみのプレゼントがもらえる晩である。要はコマーシャリズムとの連関だ。

昔、アメリカのウィスコンシン州というのんびりとした土地で暮らしていた。冬の冷え込みは北極さながらで、マイナス15度は軽い。巷のニュースといえば、今日はどこそこの屋根が雪の重みで落ちたとかいうような土地柄だ。

そこでのクリスマスは明らかに25日が主役だった。ある年、友人のファミリーにイヴの夜に教会のミサにゲストとして連れて行ってもらった。翌日は日中のミサに通い安寧な気持ちでゆっくりと家族で過ごすのがキリストの誕生を祝う本来のありかただそうだ。

24、25とゲストに迎えてもらい、ごく平凡なアメリカの家庭のクリスマスを体験させてもらうことができた。窓の外にしんしんと降り積もる雪がそうした平穏な気分を自然と引き出してくれた。

これに対して東京の25日といえば、売れ残りが予想されるケーキその他をタタキ売るコンビニの光景がすっかり風物詩になってしまったようだ。これではサンタもキリストもかわいそうだ。刹那的な欲を24日に満たせばハイサイナラ~というのも、あまりといえばあまりである。

もちろん、サンタクロースの贈呈行為とクリスマスを結びつけたのはアメリカ自身なのだが、宗教的な本筋をキープした上での+αだと感じている。宗教観の異なる日本には商売の部分だけが逞しく息づいているようだ。

オーディオに話を移すと、最近では内外の多くのアーティストがやる「クリスマス・アルバム」は大嫌いである。コマーシャリズムとの連関がプンプン臭うからに他ならない。

なぜクリスマスだからといって猫も杓子もCDを売らねばならないのか。そんな曲の全てを否定するつもりはないが、タイミングはバラバラでいいからアンタ達が全身全霊を込めてリリースした音楽を聴かせてくれと言いたくなるのもこの時期である。

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2006年12月24日 (日)

開けるか、閉じるか

Meオーディオで音楽鑑賞するとき、目を開けて聴くのと閉じて聴くのとでは印象が違うと感じることはないだろうか。さらに言えば、電灯をつけるか消すか、そこで目を開けるか閉じるか、という組み合わせも出てくる。

以下は完全に自分の主観である。私は目を開けたほうが解像度が高く感じるし、音場も広がるように思う。これとは逆に、目を閉じて聴くと作品の深みや情緒のようなものがより感じ取り易くなるようだ。

心理的なものだろうが、理由はわからない。視覚があると脳が覚醒するのだろうか。私のようなズブの素人では考慮すべき因子もわからないので難しいことは止めた。

一般には、じっくり聴き込むには「目蓋を閉じて」音楽と対峙するのが定石かもしれないが、これは前記に当てはめると深みを求める場合だろうか。

ということは、ジャンルや気分によって目蓋の開閉という使い分けも可能だろう。カラッツとしたフュージョンには「開」が似合うし、しっとりした弦やヴォーカルには俄然「閉」がハマるはずだ。

日中聴くのと、夜に照明をグンと落として聴くのと似ているかもしれない。知らず知らずのうちに、人は自ずと音楽とのかかわり方を身につけてきたのかもしれない。

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2006年12月23日 (土)

密度=\?

前回に続いて「密度」のことを考えてみた。

密度に限らず、オーディオ用語というのは各人の主観でまったくモノサシが異なるものである。雲を掴むようなことなので、話がツーカーでわかる人もいれば、何を話しているのかほとんど理解不能な方もあるだろう。

そのようなリスクを敢えて承知しながら、拙宅のDACの密度を考えてみる。

濃く、バタ臭い音を出すDACと、薄味さっぱり系DACがあるとすれば、dCS Deliusは薄味かもしれない。いわゆる「オーディオ的」な優秀度は高いと思うが、ノンカラーレーションのモニター的な変換の世界だと思う。

だが、忠実な変換と薄味とはまた別の気もする。Deliusは決して濃い気はしないが、オーロラやホログラムのような霞をつかむような密度の低い空間とも違うようだ。密度の高さ、ないし音像の実体感とは何で決まってくるのか、自分でもアタマを整理中だ。

もしその回答がこのギョーカイお決まりの「フラッグシップ機」であれば、ある意味納得せざるを得ないが、つまらない気もする。使いこなしではどうしようもないと宣言されると取り組み甲斐もなくなるというものだ。

Elgarしかし、現実的に越えられない壁があるのもうなづける。実際、上級機のElgarは一層オーディオライクな変換精度に加えて音楽鑑賞に大切な密度がよく練りこまれたサウンドを奏でるように思う。

うーん、やはりオーディオファイルの力量とは (1)音をまとめるセンス (2)軍資金 で決まるのだろうか・・・

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2006年12月22日 (金)

ちょっと待った!

不幸にもデータCDをトランスポートに入れて機器の不調に陥った方もいらっしゃると思う。私も以前にP-70に音楽CDと思ってデータCDを突っ込んでしまい、動かなくなってしまった経験がある。幸い大事には至らず、その後のメンテで完治した。

そのディスク1枚だけをここで紹介するのは多少気が引けたが、数ある中のほんの一例として読んでいただきたい。

Princeプリンスの"Musicology"だった。今振り返ると、ジャケットのどこにも音楽CD規格のCompactDiskというマークがなかったのだ。実際、音楽トラックに加えてビデオクリップがmpgファイルの形で記録されていた。また、挿入したときにオートランがかかるアプリケーションexeや、readmeまで入っていた。PCで開いてみると一目瞭然である。

挿入後にピックアップがTOCを読めなかった。その後ギュイーンギュイーンとメカが右往左往し、そのうち回転を止めてしまった。イジェクトはできたが、今度はCD規格に準拠したディスクが読めなくなってしまった。そして病院送りだ。

皆さんも再生する前にはCompactDiscマークを確認することをお薦めしたい。かつ、供給側にはこうしたまぎらわしい事態を何とかしてほしい。とはいえ、我々のようなオーディオ機器の使用者は人口比率では僅少だろうから、多勢に無勢だろう。

ところで、私はプリンスのようなソウルフル&ダンサブルな曲調も嫌いではなく、80年代後半に流行った"Kiss"はリアルタイムで楽しんでいたし、さらに昔の"Purple Rain"の頃まで遡って聴いてきた。熱烈なファンから今なお「プリンス様」「殿下」と崇拝されているわけだが、私のような素人が聴いても、常に時代の先駆的なものを持ったアーティストであることは感じてきた。

Musicologyは近年のプリンス作品としてはかなり意気込みが伝わる秀作で、彼のサイケデリックな側面を押さえたリスナーに優しいPOPな曲が中心なのだが、いかんせん機器を壊すようでは実もフタもない。ミニコン等では問題なく再生できるのかもしれないが、この手のデータCDはマトモなオーディオ機器には突っ込まないのが吉である。

結局リッピングしてシリコン・オーディオで楽しんでいる。高級機器に突っ込まない限りは、ファンクな気分に浸れるお薦めの一枚だ。

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2006年12月21日 (木)

予行演習

Tk74正月明け早々から数名の方に拙宅の音を聴いていただくことになっているが、そろそろ選曲作業を始めている。気が早いと思われるかもしれないが、油断しているとすぐに年末→帰省→帰京→オフというドミノ倒しになると思われる。調子が出ずに終わるのは避けたいところだ。

オフとは面白いもので、「人体タワースリム」が数本増えることで吸音が増えるようだ。ボリューム位置も自然と高めになる。お互い気分が高揚することも関係しているのかもしれない。別の言い方をすれば、アタフタ動揺して平静を失うわけだ(^^;; ただ今回おいでいただく方々とは実際にお会いしていろいろお話させていただいているので、それほどれもないが。

しかし、用意周到にシカケを作ったところで結果が出るわけではないことも過去の経験から学んだ。むしろ、いつものように無造作なセッティングで思いつきで選んだディスクをかける方が良かったりもする。これもオフの難しさだろう。

幸い、CV敷設後のサウンドも初期の急峻な右肩上がりのカーブは通過して、中期的な安定期に入ったようだ。サウンドを練る上で、とりあえず電源という因子は固定してもよいと思える段階に入った。

こちらから冒頭デモンストレーションしようと思うCDはだいたい固まってきた。問題は誰にどれを聴いてもらうか、あるいはその順番かもしれない。

例えが適切か自信はないが、コース料理をお願いして最初にデザートがでるのは変だ。メインディッシュを食するタイミングで、体がその食材を最も欲するようなコンディションに持っていく順番があってしかるべきなのだ。

しかし、私のような雑食・乱れ食い系の場合、ジャンルを越えた選曲と順序設定は雲をつかむような作業になる。お客人の好みもそれほど知らないし、またそれに合わせる必要があるのかということもあるだろう。

まだしばらく選曲作業は続きそうだ。

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2006年12月20日 (水)

密度

Rushオーディオを極めるのは本当に難しい。いきなり何の話かと思われるだろうが、コンポーネントが持つ数多の要素をどうまとめるかは、結局使い手のセンスなのだ。なぜか今日そう思った。

「要素」には、レンジやSNなど、優れた機器を入手すれば自ずと向上するものが多いと思う。あるいは解像力の高い機器、音場感の良い機器、ハイスピードな機器、濃密な音を出す機器など、測定でわかる物理特性とはちょっとスジの違った「性格」のような要素もある。

数年前のSS誌で「音のキーワード」というような特集があったが、測定で判別できる要素ではない、副次的な要素にそった機器の紹介とお買い物ガイドだった。なかなか為になったと記憶している。

この要素ないし性格の数がどれだけあるかは計り知れないし、その組み合わせとなれば無限だろう。そこから自分の趣向にあった選択をドンピシャで選択できる方はそう多くないはずだ。私も七転八倒しながら現在に至る。

最近のマイ・ブームは「密度」だ。ご承知の通り、私は強硬な音場派と呼ばれても構わないくらい立体的なサウンドステージを最優先課題としてきた。自ずとそういう部分に長けたコンポーネントを選択してきたつもりだ。その中でも濃密な楽器の質感を出せればと思う。

ただ、現状のサウンドがきわめて透明で薄味な空間だと言っているわけではない。JRDGの旧世代パワーや各種Ptケーブルを駆使することで、立体感ある中にもギュッと凝縮するVoや弦の再現を目指してきたつもりである。

今年もそろそろ終わろうとしているが、来年の課題は引き続きこのあたりになりそうだ。Verdi La Scala+Deliusのコンビはその一助となってくれるだろうか。

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2006年12月19日 (火)

Stereo Sound

Ss161各所で既にネタに上がっているステレオサウンド161号だが、私も遅れ馳せながら手にとってみた。時節柄、書店に寄るのも苦労する時期なのである。極めて独りよがりな見方で申し訳ないが、サクッと感想を。

巻頭「グランプリ」のグラビアを華々しく飾るのはいろんなメーカーのフラッグシップ機器だ。秋のIASで見かけた機器が早速グランプリに名を連ねている(^^; 売れているかどうかは関係ないのだろう。評論家センセ達が「凄いっ!」と思った製品が受賞するのだ。

しかし、ゼロが多いのは相変わらずだ。いきなりカネの話になってしまったが、最近のオーディオ界もかなり麻痺しているようだ。雑誌を見てショップに行って「これください」なんて買い物を止めてもう何年経つだろう。

近年ではもっぱら友人つながりの「口コミ」とか「縁」みたいな、コンポとのお見合いような世界だ(笑 いや、笑い事ではなく、サウンド追求の意味でも経済的な意味でも、人づてというのは極めて合理的な手法なのだ。

別の言い方をすれば、自分の求めるサウンドは自覚しているので、雑誌のような百花繚乱のカタログを見ても実質的に意味はないということだ。

とはいえ、SSをめくって一つ嬉しかったのは、ダイアトーンDS-MA1というピュア市場への復活モデルの広告だ。直販サイトでのみの受注ということで、会社組織的なくくりやかつての販路はすっかり変わってしまったのだろうが、ダイヤの名を掲げる以上はかつてのイメージを傷つけないで欲しい。

ペア210万という、国産SPとしてはなかなか気合の入ったモデルだ。ピュアボロン、どんな音がするのだろう。この新素材志向は健全なようだ(^^;;

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2006年12月18日 (月)

年賀状

Nenga年末になるとアタマを悩ませるのが年賀状である。近年ではオンラインで瞬時にやりとりができるのでスネイル・メール(snail mail=カタツムリ・メール=郵便)での文通というのは私の場合は皆無である。

なぜいまさら年賀状なのか、という苦痛に苛まれるのが年末だ。

グリーティングカードと割り切ればよいのだが、工夫するのは楽ではない。毎年同じことをやっていても面白くないし、判で押したような凡庸なカードであればもらっても嬉しくもないだろう。

妻子は年賀状づくりを楽しんでいるようだ。面白い子供の写真や落書きをPCで加工してハガキに印刷し、友達に送る。私はもっぱらフォトショップとイラストレーターのオペレーターと化している(^^;;

実はここ何年もそれに便乗させてもらっている。親しい友人にはそのようなファミリー年賀状がウケるようだ。アイツのガキもデカくなったなぁ、などと言ってもらうネタになる。白紙を埋める苦労もあまりない。

困るのはそれほど親しくない方や、仕事がらみの方、あるいは恩師などだ。アホみたいなカードは送れないので、結局別途デザインを考えてイラストレーターで作成している。だが、こちらもデザイン部分を大きくとるのでメッセージはほんの一言で体裁が整う。

私のような不精者とは大違いの几帳面な方もいる。オーディオ仲間でも毎年ご挨拶いただく方が数名。主にU氏とI氏だ。お二人の義理堅さには毎回頭の下がる思いがする。

ネットで知り合った趣味の仲間といういわば「水モノ」の人間関係にもいろいろな発展性が秘められているものだとつくづく思うのも、この年末年始シーズンなのだ。

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2006年12月17日 (日)

シリコン・オーディオ

メインシステムではCDなる円盤を回して音楽を聴くことが多いのだが、外に連れて出すシリコン・オーディオの音質も最近は侮れないレベルに達してきているようだ。もはや「皿回しオーディオ」の絶対的優位は崩れつつある。

Psp以前にも申し上げたが、私はPSPなどのデジタル・ガジェットが好きで持ち歩いている。最近はTomb Raider LegendのUMDを入れっぱなしだ。なかなか面クリできない(^^;;

それとは別に、多くのMP3ファイルを1GBメモリースティックに記録できるので、ポータブルオーディオに活用している。音楽だけならiPodでもいいのだが、私のような子供染みた大人にはゲームが必要なのだ(笑

この再生音がなかなか侮れない。CDで聴く音とツボが違うというか、両者とも元をたどれば同じデーダなのだが、こちらの意識に入ってくる音が違うといえばいいのだろうか。PSP→Bang & Olfsen A8で聴く音も細かくてニュアンス豊かなのだ。

少なくとも凡庸なCDウォークマンよりはいい音がする。メインシステムはヘッドフォンではほとんど聴かないので比較の対象にはなりにくいが、感覚的にかなり渡り合えるレベルのような気がしている。一度、PSPの音をティールから出してみるか(^^;

ファイル化された音楽データは曲名をはじめ各種の情報をタグに保存できるので管理も楽だ。初めの吸出しと圧縮・変換が面倒といえば面倒だが、時代はもう配信音楽の購入だからなぁ。。皿はいよいよヤバくなってきた。

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2006年12月16日 (土)

二人のSara

サウンドの向上があると片っ端から昔のCDをかけてみたくなる衝動にかられるのは私だけではないと思う。何度も耳にタコができるほど聴いた盤でも、思いがけない新たな発見があったりするものだ。

今日は懐かしい曲をひっぱりだしてみた。ホール&オーツとスターシップだ。世代と趣味が合わない方には申し訳ない話になるが、私にはどちらも昔懐かしい名曲がいっぱいのCDである。

偶然、どちらにもSaraという曲がある(ホール&オーツは"Sara Smile")。アメリカではサラちゃんというのはどこか哀愁を誘う響きがあるのかもしれない。和風にいえば長渕剛「順子」みたいなものか(^^;;

どちらの曲も彼女に対する切ない思いを歌うバラードである。もっとも、ダリル・ホールは実際の自分の元カノを歌ったものだと思う。

SaraCV敷設後に聴く"Sara Smile"はとても素直な音だった。70年代後半と思うが、特にギラギラしたエフェクトをかけているわけでもなく、ホールの声が録音スタジオで僅かに響く感じも再現されていて、聴いて楽しいものだ。

最近の優秀録音盤のように、一枚ベールを剥いだ鮮度の高いサウンドがユニットから放射される感じはないが、限られた音場空間の中で彼のハイ・キーなヴォーカルが哀愁を盛り上げる。男性Voが好きな方は是非聴いてみてほしい。

Starship_1一方、スターシップのミッキー・トーマスが歌う"Sara"も「この人どこから声出てるの?」というくらいハイ・キーだ。残念ながら録音は80年代半ばごろの、イコライジングやリミッター満載の典型的な洋楽rock/popsなので、お世辞にもオーディオ的に合格点は出せない。

ただ、平板でサチリ気味なサウンドの中にも聴き所はあるかもしれない。悪い録音盤をかける場合はボトムエンドとハイエンドは聴かないのが吉である。和声の重なりを楽しんだり、旋律の横のつながりを追うのが良いと思う。

いくらCVとて、40点の答案を80点に上げるほどゲタを履かせる力はない。しかし不思議とギター音域やヴォーカル音域の細かい動きなどが聴こえるようになっていた。分解能が向上したからだろうか。

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2006年12月15日 (金)

何階がお好き?

Masrefrackコンポーネントの置き台や置き場所の重要性を認識している方は多いと思うが、実際に機器より高価なラックを導入したり、あるいは床の構造自体から見直す方はそう多くはないと思う。

全てのマニアにド級ラックをお勧めするつもりはないが、凡庸な製品でお茶を濁している場合とでは結構な差が出るものだ。ただ、軍資金を持て余している場合を除いては、このエリアに突入するには相当の確信や思い切りが要ることは確かである。

マンションの床の構造はどうしようもないので、自分はラックの世界に身を投じた。幸か不幸かfinite elemente master reference4段を使用中である。大変手の込んだラックで「置き台は共鳴する」ことを前提にレゾナンスをコントロールしようという発想のラックだ。

各棚板には何段目に設置するようにと階数が明記されており、前後の向きの指定もある。というのも、共鳴ポイントに適応した周波数の「レゾネータ」という金属の錘と棒を組み合わせた部品の設置場所が決まっているからだ。この部品が特定のピークを抑制するのである。

オープンシェルフ型なので、伝統的な箱型ラックにありがちな中段の音のこもりは元から少ない。メイプル素材自身の鳴きはあるが、心地よい鳴きに仕立ててあるようだ。これが各部のスパイク支持とあいまってディテール再現や立体感の提示に貢献しているようだ。

それでも最上階に一番敏感な機器を置くように指示がある。自分は「上流フェチ」なのでセラベース武装したP-70が最上階だ。使い勝手やケーブルの都合もあるだろうが、DACが上でもいいかもしれない。アナログをやっていたなら、当然ADプレーヤが特等席だろう。

それにしてもウチのセッティングは変だ(^^;; プリは省略、パワーが2階で90度回転して鎮座している。JEFFのルックスが台無しだ。1階には先日までDENKENがいたのだが、暇を出したので空家状態。Deliusもインシュで持ち上がっている。カッコワルイ。

Verdiが来たらP-70と比較検討の上で2階もしくは最上階に入居になるだろう。パワーは1階だ。それでもこんなラインナップのシステムもあまりないかと思う(笑  もう少しミテクレを考えるべきか。。

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2006年12月14日 (木)

10大ニュース

Top10この時節になると「今年の10大ニュース」を選ぶ作業が本格化する。ライブドアの堀江貴文氏の逮捕、それに続く村上ファンドの村上世彰氏の逮捕あたりが大方のニュースメディアでトップ候補となるだろう。

自分のオーディオ的には何が「10大ニュース」かと考えてみた。たいていの年は10件も新しいことがあると大収穫かもしれないが、今年はどうだろうか。。。

1位と2位は、dCS Verdi La Scala導入とCV敷設に大決定だ。どちらが1位かはVerdiを聴いてから自ずと判明すると思う(^^;

3位は、このブログの開設かと思う。半年休憩して夏の終わりにオーディオに復帰する上での起爆剤としたわけだが、お陰様でオーディオと向き合うペースを掴むことができた。また、今までの仲間に加えて新たなオトモダチも増えつつあるのは趣味人として嬉しいことだ。

4位も似たような話になるが、しゅうへい氏がようやく拙宅にいらしたことは感慨深い出来事だった。付き合いは随分になるのに、氏はこちらに来たことが無かったからだ。これでオーディオトークを展開する上での話の共通理解が深まったと思う。

5位以下は瑣末な話になるようだ。貴金属線を各所に追加したこと、代理店の都合で放置プレイされていたマスターリファレンス下段がようやく新品に交換できたこと、セラベースの導入、などなど。

やはりこの趣味で10ものビッグ・イベントを探し出すのは大変かもしれない。とはいえ、振り返ってみると、ブツの入れ替えに勝るとも劣らずオーディオ仲間との交流が大きなウエイトを占めているのは喜ばしいことだ。

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2006年12月13日 (水)

ぬくもり

火曜日の東京は鬱陶しい曇り空。部屋にも子供のエンタテインメントのために大きなクリスマスツリーがセットアップされているので、いつもの音場空間が出にくいコンディションとなっている。

Wineこういうときはキレのある立体空間は諦めて、ちょっと昔の録音を聴いてみた。何年か前に亡くなったのが惜しまれるが、グローバー・ワシントン・ジュニアの名作「ワインライト」を久々にかけてみた。

録音的にいえば、マルチモノラルというのだろうか、全体的に立体空間を提示するというよりは、ある音は右にある音は左に振ってメインはセンター、というような音の出方だ。この場合はむしろメイン楽器の音色を楽しむようにしている。

しかし、彼のサックスはいつ聴いても温かい。彼の優しい息遣いがそのまま管を通って聴き手に伝わってくるようだ。デビッド・サンボーンのような、冬のシカゴの如き殺伐とした乾きを伴うサックスも時には好きだが、グローバーのサウンドには常にハートを感じるのである。

3曲目"In the Name of Love." CV導入以前には埋もれていたバックの細かい音を背景に、彼の語りかけるようなメロディーが心に染み入るようだ。

5曲目、お馴染みの"Just the Two of Us." 録音的には古さをぬぐえないが、ちょっとこもり気味のサウンドが曇天のアンダーな気分にマッチした。

拙宅のようなシステムでもこの手の盤もなかなか上手くかかることが発見できたのは収穫だった。ややもすると鋭角な方向にばかり追い込んではいないかと危惧していたのだが、案外まっとうな進化を続けているのかもしれない。

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2006年12月12日 (火)

ヘッドフォンの世界

W1000スピーカーを並べて聴く音楽も楽しいが、ヘッドフォンの世界も面白い。私はこの分野に凝っているわけではないが、長年オーディオテクニカのサクラ材をハウジングに使ったモデルを愛用している。

SPとは音の出方は異なるが、ヘタなシステムよりも綺麗に頭内に広がる音場空間や、深夜でも誰にも気兼ねせずに楽しめる音量もヘッドフォンの利点と言える。

老舗のスタックス、テクニカはもちろん、ソニーの弩級モニターヘッドフォンやゼンハイザーの高級モデルは有名だ。一方、手の出しやすい価格帯でもAKGなどで好評モデルが存在する。また、インナー型だがER-4等のストレートな再現性も特筆すべきだ。

ヘッドフォンアンプにはあまり詳しくなく、最近は入魂の製品があるのかどうか分からないが、今まではあまりなかったように思う。耳に直に着けて聴くものなので、特にノイズフロアが気になると思う。

私はプリ代わりに使っているテクニカルサンヨーのラインセレクタ改造品をそのままヘッドフォンに繋げて聴くことが多い。ヘッドフォン負荷とアンプのドライブ能力の関係はこの際無視しているが、とにかくノイズフロアが恐ろしいほど皆無なのだ。「サー音」のサの字も聴こえない。バッテリー駆動であることも大きいと思う。

今まであまり他人様には申し上げてこなかったが、メインシステムのS/N比リファレンスはこのヘッドフォンによるモニタリングを鏡としてきた。このレベルの情報量がティールを並べた空間から取り出せれば、それがゴールだと。

実は、最近はヘッドフォンを使う機会がめっきり減った。というのも、SPでの音楽再生がリファレンスにかなり近づいてきたからかもしれない。

余談になるが、ヘッドフォンのケーブルにも和紙絹の貴金属線を使用すると凄いことになる。これは必ずしも2m、3mと全長に用いる必要はない。20cm程度でもPt線による中継アダプタを製作すれば、きっと面白い発見になるだろう。

STAXのような専用ケーブルには向かないが、汎用タイプのヘッドフォン党の方には強くお薦めしたい。

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2006年12月11日 (月)

上野動物園

ピリッと快晴の日曜。久々に上野動物園に出掛けた。子供が小さい間はこういうレクリエーションが中心なので親は大変なのだが、改めて動物を観察すると面白いものだ。

Zo象の鼻はさすがの器用さ。手先さながらの「鼻さばき」で地面の小石を拾い上げていた。その後、2匹の象が鼻をからませていた。仲の良い者同士でやる遊びのようなものかもしれない。

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Cobra キングコブラは寝ていたようだったが、ハイエンドオーディオケーブルさながらの姿態には凄みがった(笑

こんなのに野原や密林で出会ったら、それはコワイだろう。

Kaba圧巻だったこのゴロ寝。どこのオヤジ、いや動物かおわかりだろうか。カバだ。

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Yama笑ったのはヤマアラシ。木の上で寝ていたようだったが、観客に構うことなくマイペースだった。

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やはりZoo(動物園)には、我々ニンゲンを含めて、目が回るほどの多種多様な生き物がいた。

そういえば、最近はZu Cableって流行ってるのだろうか・・・・

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2006年12月10日 (日)

ガチンコ勝負@2R

EsoplugUENOさん電ケーを引き続き聴いているところだが、本稿のタイトルとは裏腹に、何ラウンドやっても勝負はつかないと思った。

前回も申し上げたが、音の出方が違うので好みの問題に帰結するように思う。UENOケーは容赦なしの激辛高解像度系である一方、和紙絹3φAgは最右翼とまでは行かないが、凄いケーブルを聴かなければ十分と思える水準のレンジやハイスピード感を保ちつつ、グラデーション豊かに聴かせるようだ。

ただし、作者の好みが似ているので、どちらのケーブルも向いている方角は同じかもしれない。その彼方に「桃源郷」があるとすれば、辿っていく道筋が違うというべきだろう。平たく言えばサウンド・アプローチの違いだ。最近の自分は以前にも増してシャッキリした中に柔和なもの求めるようになっている。

UENOケーは拙宅のシステムではそのポテンシャルを100%見せたとは思えない。もっとワイドレンジで器の大きい環境に入れればまだまだ底知らずだろう。こちらの銀単といえば、「だいたいこんなもん」というところだ。

導体に何を使っているのかわからいないが、もし高価な線材を使っているのであれば、和紙絹極太Agのコストパフォーマンスは十分と言える。手間暇は度外視で\16k@mで済ませられるからだ。エソ端子代にもならない(^^; 昔は\10kで製作できたので値上げが惜しまれる。。。

もう数日お借りしたいと思うが、インプレはここで留めておきたい。今回はUENOさんに貴重な比較試聴の機会をいただいた。感謝感謝。

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2006年12月 9日 (土)

ラックの「裏」事情

Nins前回の投稿写真でUENOさんの電源ケーブルをDACに挿した写真があったが、ある方から問い合わせを頂いた。裏にいろいろ繋がっているケーブル類は何かということや、Deliusを持ち上げているインシュレーターは何かといった内容だ。

写真の中で、P-70の電源が3φAg、AES/EBU2本が貴金属カクテルであることはすでに申し上げた。XLRラインは、実は安価なZaollaのZAESである。他にもモガミのNeglex 2594マイクロフォンケーブルを使うこともある。モガミは高域の伸びと繊細感がPt線の風合いに似ているので気に入っている。ただ、もう一段の上の伸びや腰の据わった低域は本家がダントツだ。

ラインも和紙絹系に換えたいと思っているが、手間暇のかかるものなので中長期で考えている。しかし、拙宅のシステムラインナップにおいてはZaollaやモガミでも侮れない音が出てくるのでオーディオは不可解だ。恐らくトランスポートとDACでほとんど音の性格が決定されているのだろう。

拙宅ではラック裏にあまり空間が取れない。都内のマンションでは居住空間とのトレードオフの世界なので、いわゆるハイエンドで逞しいケーブル類はまず条件的にアウトになる。

その点、和紙絹被覆の自分流ケーブルはスペースファクターの面で楽だ。当然ながら音質的に優れているのでこの世界にのめりこんだわけだが、狭い場所には打ってつけという思いがけない長所があった。

Deliusを浮かせているのはNaok氏のインシュレータだ。高解像度だが、ただハイ上がりのカスカスサウンドに陥ることのない、高性能なインシュレータだ。今までのところ、これを越えたのはセラベースだけだ。

Deliusは本来「ベタ置き」が意匠的にも普通だと思うが、試しにNaokインシュで立ててみたら「うひょひょ・・」だったので、以来この構成に根が生えてしまった(^^;; 拙宅では黒檀でボールを受けたり、J1青丸を挟んだり、真鍮ナット部にラバーを着せたりと、少々モディフィケーションが加えられている。

氏は最近は本業でお忙しいとのことだが、熱心なマニアは試されると良いと思う。

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2006年12月 8日 (金)

ガチンコ勝負@1R

UENOさんの「刺客」電源ケーブルの音を聴いてみた。あまり通電はできていないので、あくまでもファーストインプレッションとしてご承知いただきたい。

UenocblDACのDeliusに挿入。相方P-70には3φ銀単で電源供給。24/176.4 デュアルAES接続には、絹メッシュPt+Al+Ag線をタンデム使用している。外部単体クロックは使っていないので、P-70がマスター、Deliusがスレーブという構成。DAC直結でJRDG Model 10→CS2.3と続く。

第一声。これはまた辛口なケ-ブルだ。拙宅のシステムから近年まれに見る「最右翼」なサウンドを叩き出した。情報量、解像度、力感、スピード感、安定感、どれをとっても高次元なステージに達しているようだ。また、眉間に音のビームが突き刺さるような、痛いほどのピンフォーカス定位も特徴とみた。

ひとことで言えば「ストレートパンチ」だ。危うくKOを食らうところだった。電ケー版YG Anat Referenceと呼んでもいい。非常に男性的なイメージを持った。拙宅のレギュラー銀単線が、女性的に、色彩豊かにほんのり甘く香るようにさえ感じられる(^^;

これはUENO氏のサウンド志向に合致するものなのだろう。製作者が「これがイイ!」と感じる音が反映されてこそ自作品なのだ。実際、第三者から伝え聞くところではUENOさんは高解像度志向だから、今回のケーブルのベクトルにも納得がいく。

Fouplay_1この種の試聴では定番である、Fourplayの"Between the Sheets." 1曲目冒頭のタイコのインパクトに非常に安定感があり、それに続く音の波紋が空間に広がっていく様が木目細かく描かれていてとてもリアルだ。概して爽快なフュージョン系にはスキッとよく似合うケーブルだと感じた。

次に、最近の愛聴盤であるオリビア。女性ヴォーカルはある意味「鬼門」なのだが、勢いが良すぎるのか若干違和感も。。アンニュイな、もやもやっとした気だるい表現は、あまり得意でないかもしれない。この辺りのニュアンスが伝わるような能力が加われば怖いものなしだろう。

もっとも、ブレークインも進んでいないだろうし、端子がエソテリックのド級品ということで、プラグの音が支配的なのかもしれない。経験から言えば、端子は高額かつ多層メッキなどで手が込んでくると、自己主張も激しくなるようだ。

Ueno_1導体は相変わらずナゾである。激辛のファーストインプレから想像するに、何らかのエキセントリックな元素が絡んでいる気がする。少なくともPt純金属や極太銀の音ではないようだ。。。

引き続き吟味したい。

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2006年12月 7日 (木)

DENKENサイナラ~

Den2ちょうど1年お世話になったDENKEN DA-7100HG-6だったが、あっけなくお別れとなった。その理由はもうご承知のように、CV敷設後の存在意義が薄れてしまったからだ。

誤解のなきよう申し上げるが、CV専用電源を引かない場合のDENKENの存在意義は依然として絶大だと思う。特に集合住宅などで制約のあるお住まいの方々にはお薦めしたい製品だ。

現行の代替素子を使ったFirst Cryラインの製品がどのようなパフォーマンスかは良く分からないが、SIT素子時代のモデルがネットで割安に入手できればコストパフォーマンスの高いグレードアップになるだろう。

本当なら、拙宅のメインラインから外したあとは「地方巡業」に出して、聴いてみたい愛好家にお貸ししても良かったのだが、Verdi La Scalaの話が急に舞いこんできたので、取り敢えず換金する必要があった(^^;

オーディオという「優雅な」趣味において、自らの台所事情を申し上げるのは本当はあまり格好良くないのであるが、私は根が大阪人なのでホンネトークが好きなのだ(笑 カラダを動かす「体育会系」オーディオも大好きである。

ネットオークションにて次の嫁ぎ先も決まり、既に手元を離れた。お陰様で水準をずいぶん上回る札を入れていただけた。丁寧に使っていたので、先方も多分気に入ってくれるはずだ。

さて、Master Referenceラックが一段空家になった。ここにはもちろんLa Scalaが入居予定だ。トランスポートが2台という状況になってしまうのだが(^^;

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2006年12月 6日 (水)

2連BOX

Dbox秋葉原のオヤイデ電気でコンセント2連BOXを仕入れてきた。1個用BOXでやっていたのだが、どうやら早速足りなくなってきた。La Scalaの電源用にもう1口必要で、分岐コネクタは使用したくないからだ。

相変わらずのそっけない安物プラボックスだが、オヤイデさんも言うように「とりあえず」「手っ取り早く」のBOXだ。

だが、これまでにも繰り返し申し上げたように、プラでも妙な磁性体の金属BOXに勝る場合があると思う。もちろん優秀なメタルBOXがあるのも知っているが、ガチガチの金属箱でさえあれば音が良いならこのギョーカイは平和である。

どちらかと言えば、CVを入れて以降はコンセントやBOXによる変化はそれほど大騒ぎするほどでもなかったかもしれないと感じている。ガッチリ固めたりタイトに縛り上げたりすると確かに音の輪郭描写がもう一段細やかになるものだが、根本的な力感や下支え、そしてそれに呼応する高域の伸び、といった要素はコンセント程度では出せないものだろう。

今更ながら、もっと早くCVを敷設しておくべきだったと後悔している(笑

ウンチクはこのくらいにして、作業の構想を練る。片方のコンセントは明工社Agチューン品でいくとして、もう片方はとりあえずの松下WN1312だ。明るめで元気は良いが深みに欠けるかもしれない。フトコロに余裕ができればPADでも試してみたい。

CV14sqは7本の導体を3つと4つにBOX内で分岐し、ガラスチューブで途中を絶縁してコンセントに導く予定だ。これだと導体径も細くなるので咥えさせる上でも問題ないだろう。和紙絹巻きでもやれば万全かもしれないが、そこまでやるか?(^^;

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2006年12月 5日 (火)

刺客@100VAC

Ninja今夜、モアのUENOさんから「刺客」が送られてきた。

新作の電源ケーブルということだが、両端プラグがエソテリックのド級CN-PC80であること以外は、その内容は明らかにされていない。市場価格に換算すると、自作ケーブルとしてはドエライものを受け取ってしまった(^^;

このケーブルはclef氏を経由して到着したのだが、「うるさ方」の我々を真っ先にreviewersに選んだとことからも、これはUENOさんの自信作と思われる。音出しは後日に始めたいが、非常にヤバイ予感。ACと言えば極太絹巻銀単線という私に対する「道場破り」と受けとめよう(^^;;

このように作品を送りつけあって(笑)あーだこーだとやるのは自作派の楽しみの一つだ。UENOさんとはオンラインでもう何年ものお付き合いになる。彼は兵庫の岡山方面にお住まいなのでナマでお会いしたことはまだないが、ケーブルのみならずスピーカーやオーディオ別棟、そして自分の「エンブレム」まで作ってしまうスジガネ入りの自作派だ。

早速、外皮を切開してみる。。。。ウソ

梱包を開けると、カーボン繊維に身を包んだエソプラグが黒光りしている。ワインレッドのジャケットとのマッチングが渋い仕上がりだ。さすがにシッカリした作りの端子だ。拙宅定番のヤワなマリンコプラグとはかなり感触が違う。

触診したが、何となく極太Agのような太い地金をツイストしてあるようだ。Alも入っているかもしれない。それとも、純金属ではなく合金だろうか。。。

はてさて、どのような音が出るやら......とにかく通電しておこう。

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2006年12月 4日 (月)

ここだけの話...

Platinum例によってまたPt線を仕入れた。高価なので一度に少量しか買えないのが難点。

何に使うかは、内緒。

自作も市販の切り売り線を端子とアセンブルする程度だと好きな話ができるのだが、コアな自作話はインターネットというオープンな環境ではなかなかやり辛く、歯がゆい思いをすることも少なくない。

今回の製作の基本的なコンセプトは、軽量化と取り回しの容易さを確保しつつ、キワドイ音質を狙うものだ。

また追々お話できればと思う。

・・・

この話とは関係ないが、バイワイヤー対応のスピーカーをお使いの方は、一度0.7φ程度のPt線を少し購入して「ジャンパーワイヤー」として試されることをお薦めする。その辺の市販ジャンパーはもちろん、大抵のバイワイヤー接続でも対抗できないと思う。

0.7だと10cmで\10,600だから、5cmでターミナル直結できるとして2本で\21,200だ。これでもう逃げられない(笑

幸いThielはシングル接続なので、私はこの虜にならずに済んだ。

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2006年12月 3日 (日)

大人のオモチャ

大人のオモチャと言えばイカガワシイ物体を彷彿とさせるが、これは正真正銘の「玩具」の話だ。

オーディオマニア諸兄にも小さいお子様をお持ちの方は多いと思う。既にクリスマスプレゼントの発注は受けているはずだ(笑

拙宅も例外ではなく、幼稚園の娘と3歳の息子(CVにアタマを突っ込んでいた)から、たくさんのウィッシュ・リストを得ている。油断していると売り切れる場合があるので、ブツの確保に忙しい毎日だ(オヤバカ

Spacewarpそんな中、自分にもついつい「オモチャ」を買ってしまう。ふと見つけた「スペースワープ」という鉄球をコースに転がして遊ぶ玩具を衝動買いしてしまった。1年ほど前から発売されているようだ。

私は幼少の頃から、自分で壮大なドミノのコースを作ったり、こうしたタマ転がしのコースを作るのが大好きだった。当然、こんな体裁の良いセット商品などは持っていなかった。

この手の玩具には、創造性を掻き立てられる面白さと、コースをタマが転がる姿をボーッと眺める和み系の二つの要素があるようだ。

NHKの子供番組に「ピタゴラスイッチ」というのがあるのをご存知だろうか。その映像にからくり満載のタマ転がしが登場する。ついつい面白くて見てしまう番組だ。

今回は思いがけぬところでバンダイにハメられた(^^; WiiやPS3といった最新テクノロジーのデジタル・ギアも楽しいが、こうしたレトロかつ創造性のあるホビーが好きだ。

今回はオーディオと全く関係のない話になるかと思いきや、意外な発見があった。スペースワープのレールとなるパイプ部品を手にとって見たところ、テフロンチューブか何かのような感じだ。タイガー無線あたりで調達して好きなようにコースをカスタマイズできそうだ。

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2006年12月 2日 (土)

ちょっとキター(゚∀゚)?

CV敷設後のサウンドが次第にこなれてきたようだ。

今日の音には低域の弾力感と高域のしなやかさが出てきたように思った。何十時間通電しているか、もはや数えられないが、ようやく「電線引いて良かった」と言える水準に近づいてきた。

例によってオリビア・オンを中心に聴いた。1曲目 "Fly me to the moon." イントロの佇まいが心なしか落ち着いている。

いつもなら高域が結構シャラシャラと耳に付きそうな危険性をはらんだ鳴り方をするのだが。別の言葉にすれば、悪い意味での「精密な音」になりがちな録音なのである。

Oliviabところが今回は違った。彼女のヴォーカルに入る。

おぉ、いつになくエロい.....(゚∀゚)エロエロ

6曲目 "Love Fool." このズンズン腹に来るベースはCV敷設直後から感心していたが、今度は弾力感が加味されたようだ。低音の位相はもともと物理的にブロードなのだが、しなやかさと弾力感が相まって、部屋全体が唸っているような不思議な感覚に捕らわれる(部屋の共振という意味ではない)。

そんなブイブイの空間にオリビアのアンニュイな声がキュッと締まって定位する。

エロい.....(゚∀゚)

今日はいささかコーフン気味だ。上記インプレはあくまでも「当社比」ということでお願いしたい。

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2006年12月 1日 (金)

オーディオ的・師走

Huku今年も師走になってしまった。年末年始に向けて、次第に世間があわただしくなりつつある。

オーディオ的には、師走はいろいろシステム変更で忙しい方々も多いのではないか。業界でも恒例の「ベスト・バイ」シーズンだ。書店に現在並んでいるステレオ誌やAA誌をパラパラやると、既に♪♪♪や★★★マークが目白押しだ。再来週にはSS誌の「グランプリ」も参入する。

しかし、雑誌を眺めて買うほどアブナイことはない。通販カタログでも写真と現物のギャップに失敗することがよくあるが、オーディオは金額的にもディノスやセシールのレベルではなく、また音を出してみないとわからないので、リスクは何倍にも膨れ上がる。

本ブログをご覧のマニア諸兄は恐らくそんなことはしないはずだが、いろいろ詳しいがゆえに、ブランドや外観や開発コンセプトに惚れこんで購入して後悔するパターンもあるかもしれない。某誌でT島Y国氏は「オーディオはミテクレが全てだ」とのたまわっているが。。。

オーナーの「イメージ違い」が生み出した孤児コンポーネントは、中古市場に新風を吹き込んでくれる。年末年始に海外旅行、なんて連中は別として、休暇中はPCとにらめっこのドメスな連中も多いので、オクがハネる。新年「ご祝儀」相場だ。

私自身は、毎年冬に何かやらかしてしまうようだ。昨年はDeliusやDENKEN、今年はVerdiだ。財布の感覚は人それぞれだが、一歩引いて普通人的な目で見ると、アホや(^^;

筋金入りのマニアは、さらに上を行くマニアを見て、自分はそれほどでもないと正当化する。男の趣味も数あれど、オーディオにはこの公式が当てはまり易いのではないかと思っている。自分はフツーと思っているアナタ、危ないですヨ。

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