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2006年12月20日 (水)

密度

Rushオーディオを極めるのは本当に難しい。いきなり何の話かと思われるだろうが、コンポーネントが持つ数多の要素をどうまとめるかは、結局使い手のセンスなのだ。なぜか今日そう思った。

「要素」には、レンジやSNなど、優れた機器を入手すれば自ずと向上するものが多いと思う。あるいは解像力の高い機器、音場感の良い機器、ハイスピードな機器、濃密な音を出す機器など、測定でわかる物理特性とはちょっとスジの違った「性格」のような要素もある。

数年前のSS誌で「音のキーワード」というような特集があったが、測定で判別できる要素ではない、副次的な要素にそった機器の紹介とお買い物ガイドだった。なかなか為になったと記憶している。

この要素ないし性格の数がどれだけあるかは計り知れないし、その組み合わせとなれば無限だろう。そこから自分の趣向にあった選択をドンピシャで選択できる方はそう多くないはずだ。私も七転八倒しながら現在に至る。

最近のマイ・ブームは「密度」だ。ご承知の通り、私は強硬な音場派と呼ばれても構わないくらい立体的なサウンドステージを最優先課題としてきた。自ずとそういう部分に長けたコンポーネントを選択してきたつもりだ。その中でも濃密な楽器の質感を出せればと思う。

ただ、現状のサウンドがきわめて透明で薄味な空間だと言っているわけではない。JRDGの旧世代パワーや各種Ptケーブルを駆使することで、立体感ある中にもギュッと凝縮するVoや弦の再現を目指してきたつもりである。

今年もそろそろ終わろうとしているが、来年の課題は引き続きこのあたりになりそうだ。Verdi La Scala+Deliusのコンビはその一助となってくれるだろうか。

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コメント

最近,ハイエンドとミドルエンドの決定的な違いは,密度感だと感じています。
音場というのは意外にミドルエンド機でも出せるものでして,当然のことながらセッティングが最も重要で,その次がルームチューニング,最後がケーブル等のアクセサリーでしょうか。

でも,きちんと密度の濃い音場というのは,非常に難しいですね。
情報量をトランスポートでたたき込めばいいのかというと,どうやらそうでもないみたいです。情報量の多い音は出てくるけども,密度の濃い音ではない。
さらに数種類のハイエンドDACを聴きこんでみないことにはいけませんが,この感触はハズレではないと思っています。

投稿: lmst | 2006年12月20日 (水) 01時04分

lmstさん、どうも。
自分の勘でも、仰るようにハイエンドなDACが
音の決定的要因のような気がしています。
もちろん、キャンバスとなるSPの性格が
基本になるわけですが。
うーん、何をとっても天井知らずですね、オーディオって。

投稿: NAIT | 2006年12月20日 (水) 10時23分

NAITさん、lmstさん、こんにちは。
私もこの密度の濃い音場が次のテーマかと思っています。

lmstさんの仰るように、ミドルクラスのプリメインでも
音場の広さというものはセッティングと部屋を追い込む
ことでAyer、CLASSEコンビと遜色がないところまで
もって行けることを経験しました。
もちろん他の要素ではかなりの差がつきましたけれど。

ハイエンドなDACってことはDAC64じゃ役不足ってことに
なるのでしょうかね~?

投稿: kimukou | 2006年12月20日 (水) 15時43分

役不足→力不足、でお願いします(笑

さて、DACがキーポイントというのは
何となく納得できるところではあります。
CD/SACDのデジタル信号からアナログ信号を作り出し
その信号が後のアンプで増幅(=劣化)されるわけですからね。

透明な音場といっても密度の高い透明感と
すかすかな透明感とあるような感じがします。
高密度で透明感のある音場を再現できるには?
と悩みはつきないところですね。

投稿: Akimitsu | 2006年12月20日 (水) 20時15分

透明な音場といっても密度の高い透明感と
すかすかな透明感とあるような感じがします。

そうそう、オーロラとかホログラムみたいなね。
さすが皆さんもツボは心得ておられるようで。
マニア的な密度は激しく濃いねw

投稿: NAIT | 2006年12月20日 (水) 20時37分

密度の高い透明感
あとは、それに静寂感が入れば言うことは無いかな・・・と思います。
最近、深夜番組の映像散歩に流れてるような曲しか聴いておりません(笑

投稿: clef | 2006年12月21日 (木) 02時26分

>NAITさん
レビンソン,Cello,Wadia,dCSとトップエンドDACを各所で聴いた感じですと,やはりDACにはお金をかけて罰は当たらないと感じました。
ま,オーディオ機器はどこもかしこも音に影響するので,トップエンドモデルへの投資が無駄になることはあんまり無いと思いますが。

>kimukouさん
DAC64とR-DACの比較では,DAC64の開放感・元気の良さには共感を覚えたものの,裏返すと密度感が低いのだなと思ったことがありました。
もっとも,DAC64はその密度感の低さをいい意味でアピールしてくるDACなので,CPの高さというだけでなく,その音作り自体に魅力を感じています。

投稿: lmst | 2006年12月21日 (木) 11時52分

DAC64はその密度感の低さをいい意味でアピールしてくるDACなので

DAC64ユーザーに対する戦線布告と理解します(対岸の火事w

投稿: NAIT | 2006年12月21日 (木) 21時20分

>NAITさん
DAC64ユーザーに対する戦線布告と理解します
(笑)。ちょっと日本語下手でしたね。
言い換えると,密度感の低さを音の勢いやさわやかさ,若々しさに甘く料理して見事に音楽性を付加する方向で昇華させているって感じです。

ああ。ステサン的表現はこうしてできあがっていくのでしょうか(爆)。

投稿: lmst | 2006年12月21日 (木) 22時28分

訂正があります。

甘く→うまく

でした。なんだかんだで僕は今だDAC64オーナーですから♪

投稿: lmst | 2006年12月22日 (金) 11時22分

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