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2006年12月16日 (土)

二人のSara

サウンドの向上があると片っ端から昔のCDをかけてみたくなる衝動にかられるのは私だけではないと思う。何度も耳にタコができるほど聴いた盤でも、思いがけない新たな発見があったりするものだ。

今日は懐かしい曲をひっぱりだしてみた。ホール&オーツとスターシップだ。世代と趣味が合わない方には申し訳ない話になるが、私にはどちらも昔懐かしい名曲がいっぱいのCDである。

偶然、どちらにもSaraという曲がある(ホール&オーツは"Sara Smile")。アメリカではサラちゃんというのはどこか哀愁を誘う響きがあるのかもしれない。和風にいえば長渕剛「順子」みたいなものか(^^;;

どちらの曲も彼女に対する切ない思いを歌うバラードである。もっとも、ダリル・ホールは実際の自分の元カノを歌ったものだと思う。

SaraCV敷設後に聴く"Sara Smile"はとても素直な音だった。70年代後半と思うが、特にギラギラしたエフェクトをかけているわけでもなく、ホールの声が録音スタジオで僅かに響く感じも再現されていて、聴いて楽しいものだ。

最近の優秀録音盤のように、一枚ベールを剥いだ鮮度の高いサウンドがユニットから放射される感じはないが、限られた音場空間の中で彼のハイ・キーなヴォーカルが哀愁を盛り上げる。男性Voが好きな方は是非聴いてみてほしい。

Starship_1一方、スターシップのミッキー・トーマスが歌う"Sara"も「この人どこから声出てるの?」というくらいハイ・キーだ。残念ながら録音は80年代半ばごろの、イコライジングやリミッター満載の典型的な洋楽rock/popsなので、お世辞にもオーディオ的に合格点は出せない。

ただ、平板でサチリ気味なサウンドの中にも聴き所はあるかもしれない。悪い録音盤をかける場合はボトムエンドとハイエンドは聴かないのが吉である。和声の重なりを楽しんだり、旋律の横のつながりを追うのが良いと思う。

いくらCVとて、40点の答案を80点に上げるほどゲタを履かせる力はない。しかし不思議とギター音域やヴォーカル音域の細かい動きなどが聴こえるようになっていた。分解能が向上したからだろうか。

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