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2007年1月 9日 (火)

縦の線、横の線

Dcs2 引き続きP-70とVerdiの二つの世界を考えてみた。

大雑把にいえば、エソテリックの世界は三角形の頂点で正座して眉間にシワを寄せて聴き込むような感じだ。一音一音がクリアに隈取りされていて空間の立体感も良い。

ただ、これは必ずしもナマっぽい音でもなく、非常に精巧にできた模型のようだとも言える。自分は模型も好きなので、個性的な音場空間にも違和感がないのかもしれない。一音一音が「水銀の雫のようだ」とおっしゃった迷い羊さんの言葉が気にかかるが。。

一瞬一瞬を切り取るように聴き込んだとき、アンサンブルの個々の音にきちっと縦の線が揃うような再生に思える。ただ、長時間聴くにはそれなりの覚悟も必要なタイプだ。

まだアタマが整理できていないが、Verdiは多少リラックスした音の出方のようだ。P-70が奥に遠のいていくクリスタルな空間とすれば、Verdiは割とこちら側に、しかも左右にバァっと広がってくる感覚を覚える。その空気自体には特別の香りは感じない。

オーケストラでは旋律の横の繋がりが流麗だ。温度感もいい。低音部にエソのような格別の立体感があまり感じられないのは現状では少し残念な部分。しかしVerdiで再生するクラシック、例えばバレエだと自然と全幕通して聴いてしまう。

自分で整理できない言葉を使うのは本当は気が引けるのだが、評論家センセがしばしばオーディオ機器に対して「音楽性」というタームを持ち出すが、そんな感じが当てはまるかもしれない。

二つの世界、どちらが幸せなのだろうか.....

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