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2007年1月22日 (月)

メタル派、ウッド派

Ceraハイエンドオーディオを追求する上で、電気信号の部分しか考えない方はいないだろう。信号のフィデリティーだけで結果万歳ならこのギョーカイは平和である。それに加えてスピーカーキャビネットを司る素材の違い、あるいはコンポーネント、ラックから部屋まで、耳に到達するまでの全ての関係箇所の素材が音に影響を与える。

最近のオーディオ製品、特にSPキャビネットの素材の使い方を見ていると、程度の差はあれハイブリッド系がクセを強調しない中道穏健派路線としてメジャーな気もするが、ウッド系とメタル系は元来いがみあってきた経緯があると思う。今でも「金属臭い」「生ぬるい」などと互いを揶揄するシーンも見受けられる。

私は本来はメタル派だと思う。金属切削、研磨という工程には一種の憧れのような感情を抱いてきた。今ではかなり知られるようになったが、東大阪の見附精機さんには同社がオーディオパーツを手がけるようになった頃からかなりのカスタムインシュレーターやその他のパーツを加工してもらった。プラグを改造するための治具の切削をお願いしたこともある。

近年うっとりきたのは、やはりフィニッテ・エレメンテのセラベースの加工だ。工程には詳しくないが、表面をよく見ると実に細かなヘアライン仕上げの感じがする。純粋な鏡面ではないし、ヘアラインと分かるほどの荒い仕上げでもない。1個削るのにどのくらいの時間がかかるのだろう。

金属といえば、大物を忘れていた。アルミをくりぬいたジェフ筐体である。これはお持ちの方なら分かると思うが、実に表面がデリケートで嫌になるほど取り扱いには気を使わざるを得ない仕上げだ。また、YGのように本当に大きな物もある。ここまでの製品規模になると、重箱の隅を突くような仕上げのアラは気にしないほうが精神衛生的に良いだろう。

メタル信奉者がそのイメージから来る先鋭的なサウンドばかりを求めているかと言えば、案外そうでもない。金属でも軟金属であるアルミからは柔らかいサウンドが取り出せる。もちろん柔らかいといっても程度の問題だが、金属素材も使い方次第なのだ。

逆にウッドからも先鋭的な再生音が出せる。アフリカコクタンの木繊維を縦にしてインシュレーターとした場合、金属に勝るとも劣らぬ元気の良いサウンドとなる。

一方、第三の道として樹脂というのも有力だ。ウッド系のように湿度の影響を受けないし金属ほどガチガチの音は出ない。加工性も高い。ウィルソン系で知られているXマテリアルはその代表的存在だろう。

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コメント

セラベース、良いですねー。
あこがれのインシュレーターですねー(--;)

投稿: ueno | 2007年1月23日 (火) 22時11分

UENOさんもメタルフェチではないでしょうか?
エンブレムまで彫ってるしw

投稿: NAIT | 2007年1月24日 (水) 00時22分

僕は金属の塊フェチですね。
ずっしりとした重さが心地良いです(^^)

投稿: UENO | 2007年1月25日 (木) 00時20分

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