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2007年1月21日 (日)

ホール

Hall日曜は娘のバレエの発表会だった。衣装の可愛さで習わせているようなものだが、それでも五反田のゆうぽーというかなり大きなホールを使う大掛かりなものである。

昨年は東京芸術劇場あるいは新宿オペラシティなどの新しいホールに何度か行く機会があったが、ゆうぽーとの設計や建築は古めの印象だ。音楽鑑賞の為に設計されたというよりは「講堂」の延長のような形である。

オーディオマニアの父的には、こうしたホールを訪れる度に音響設計に関心がいってしまうのは仕方あるまい。どのくらいの間隔で凸凹面が作られているか、あるいは傾斜面の形はどうなのか、などチェック項目は多い。

残念ながら、ナマ演奏ではなく録音をバックに踊るので音的にはたいしたことはないが、ホールの残響の在り方は自室では再現すべくもない。大きな空間で最適となるディレイタイムはリスニングルーム程度の大きさだと短かすぎる。つまりディレイというよりは変調がかかったような嫌な響きとして感じられるのだ。

自分は室内音響の理論的なことはわからないが、上記の問題を解決する為に全吸音が良いと考える方も多いようだ。つまり嫌な響きの原因となる短い残響は除去したほうが害が少ないというアプローチだと思う。別の言い方をすれば、ディスクに刻まれた音だけを聴いて部屋による付加音を排除するものだ。

ただ、低音から高音まで均一に吸音するのは容易ではない。上は比較的安価で簡単に対処できるが、低音の吸音には手を焼くだろう。それに仮に吸音が成功したとしても、無響室で聴くような音楽は楽しいといえるだろうか。

経験上、部屋は吸音よりも反射拡散の方が豊かで瑞々しいな再生ができるように思うし、音楽鑑賞という点でもポイントは高いのではないだろうか。ただし、10畳程度のスペースでは前述の嫌な残響を防ぐ工夫が必要であろう。一から施工した専用ルームならともかく、普通の部屋は平行面でできているからだ。

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