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2007年1月10日 (水)

珈琲

Coffeeトランスポート吟味に疲れたので、ちょっと珈琲でも。

かねてから家庭で淹れる美味しい珈琲のあり方について考えている。オーディオ愛好家には酒好きだけでなく、珈琲や紅茶に拘る方も多いのではないかと思う。

自分にとっての珈琲研究の聖地は、神戸ポートアイランドにあるUCC上島珈琲のコーヒー博物館である。学生の頃は暇にあかせていろんな器具やメソッドについて調べたものだ。

詳しい方も多いと思うのであえて説明は不要だろうが、きわめて乱暴に言えば豆の産地(品種)とローストと入れ方の3つで味が決まる。興味深いのは、オーディオと同じようにモトネタの素性を生かした定番の組み合わせがあることだろうか。

抽出はあっさりめに口中に広がる爽やかな酸味を生かした組み合わせがある一方、苦みばしったコクでインパクトある一杯を狙うラインもあるだろう。これにミルクや砂糖や水等の外部要素、さらには茶器から受ける視覚的印象なども加味すると無限の味の組み合わせが存在するのだ。

しかし、家庭で日常的にできる手法には限界がある。自分の経験では、生豆から自家焙煎するのは成功率が低いと思う。個人で消費する豆の量では回転率が悪すぎる。最近では家庭用焙煎機もあるが、プロがローストした豆を買うのが無難だろう。店によるブレンドやローストの違いに拘り出すとまた大変なことになるが、信頼できるお店とめぐり合えると何かと頼りになる。

また、ミルは巷で飾り物のように多く販売されているが、手動でいつまでもゴリゴリ擦っていると熱を発生して豆の香りが逃げてしまうし、粒の大きさも不揃いになりがちなようだ。電動カットミルでスパッと裁断してしまおう。

Water器具の違いも大きい。コダワリの喫茶店といえば丸いフラスコを湯が行き来する「サイフォン式」を想像するが、アルコールランプが要るなどギミック的な要素も多く、普段使いには不向きだろう。味にこだわるなら「ネルドリップ」もあるが、家庭では衛生面や温度管理面でネルの保管が大変だ。

結局、凝った器具がいらず使い捨てで安定した味が出せる「ペーパードリップ」が普段の珈琲には最適なのではと思う。

これとは別に「エスプレッソ」も有名だが、かなり濃いので日常茶飯に飲む気はしない。また専用器具が必要でローストやグラインドも通常とは違うので豆から器具まで別のラインを用意せねばなるまい。

一方、一晩かけてちょぼちょぼ取り出す「水出し」用の器具もあるが、理化学実験さながらの大掛かりな装置は自分には論外である(^^;

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