« CS2.3、チョトお別れ・1 | トップページ | 絹巻スケルトン »

2008年11月10日 (月)

CS2.3チョトお別れ・2

20081109_csCS2.3、今日引き取られていきました。

梱包は昨晩独りでやりましたが、中型とはいえ結構辛いものです (^^; こりゃ高齢化時代のオーディオは人を雇わないとセッティング一つできないわナ・・・

さて、私がCS2.3を手放せない理由を考えてみました。

【SPを新調するカネがなかった?】

慢性金欠症は事実ですが・・・・しかし、この8年間の懲りない愚行を考えると、SPを新調する機会は十分あったはず(水爆

【環境にジャストサイズ?】

リビングオーディオ族のワタクシ、環境的制約は確かに多いです。圧迫感のある大型箱モノSPはアウトで、トールボーイ的な製品か小型SP+subwooferという構成が妥当です。CS2.3は設置面積30x40cm+αとコンパクトで、上方が斜めにスラントしていますので圧迫感もない。これは長きに渡って拙宅に定着した要因として大きいと思います。

それに拙宅で大型SPが性能を十二分に発揮できるかというと、答えは否でしょう。ソース機器などと同じ調子でバンバン上位モデルを導入しても、空間表現の巧みな小型SPの方が良かったなんてパターンはかなり多いと思います。

誤解を招かぬよう申しますが、世間には中堅ティールなんかよりずっと高級なスピーカーがたくさん出回っています。思わず欲しくなる素晴らしい製品も多いです。でも、自分の環境に持ってくるには大きすぎたり、パフォーマンスが期待できなかったり、デザインや色に難があったり、高額すぎたりと、いろいろ条件闘争があるんですよねぇ・・・

【CS2.3の底力?】

やはりこれが最大の要因ではないかと思います。サイズの割にスケールの大きな再生をやってしまうのが歴代のティール中堅SPの美点です。CS2.3も間違いなくその血筋で、ニュートラルな音色を基調とした広く清廉な空間にビシッツと立つ音像。煌く宝石の如き高域から地を這う低域まで、結構やりますw

とはいえ、使いこなしで失敗するとチャキチャキ・スカキン方向にシフトする危険も多いのがティール。この点では腰を据えて取り組む必要がありました。

ソース機器やアンプ、またケーブルその他のアクセサリーの違いをよく描き分けてくれるのもこのスピーカーと長年連れ添った理由です。他のグレードアップにどこまでも追随しますから。果たして底は見えたのだろうか・・・?

ユニットが交換されて帰還したら、再び仕切りなおしの日々になりそうです (^^;;

|

« CS2.3、チョトお別れ・1 | トップページ | 絹巻スケルトン »

コメント

なるほど、私の場合はCS2.3の使いこなしに
見事に失敗w、のっぺりとした特徴のないディナに
逃げてしまったわけですから、NAITさんのご高説も
説得力抜群です(涙
あと、デカさ。ディナが拙宅に来た際、CS2.3の
スラントした姿から方形に代わった時の異様な
圧迫感(爆
うぷグレードで生まれ変わるのか?当時は
「片山さん」でしたか?やられたような・・・・

お楽しみで何よりです。
ではでは。

投稿: koyama | 2008年11月11日 (火) 04時00分

エイヤッ、と買い換えたくなる気持ちは
よく分かります。私の場合はツボに
はまる製品とたまたま出会っていない
だけでしょう (^^;

方形といえば、ATCのSCMシリーズが
かなり気に入っているのですがねぇ・・
圧迫感はUPしますね。
まぁ、UPGしたことですし、もうしばらく
Thielのお世話になりますワ。

片山センセはお元気なのでしょうかね。

投稿: NAIT | 2008年11月11日 (火) 09時24分

またまたお久しぶりです。

CS2.3、ドナドナしに行っちゃいましたね涙
心中お察し致します。メインがいなくなると、
一時期でも寂しいですよね(><

実は当方のLS-1000も、LとRでTW領域の出力が
1~2dB違っていたりします。
NW改造による一部弊害か、年数も経っている
ものなのでユニットの磁力にバラつきが
出てきているのかは定かでないですが、
そのうち中古で時々出る1000にMID&HIを手に入れて、
出力差の少ないものを選出、、とかしてみたいですね。
(てその前にまず今のMID&HIの裸特製を測定するほうが先dですが、、)

ティール、年内の復活を祈っています。
復帰しましたら、是非お邪魔させてください^^
それまでの間、70年代後半国産3WAYなんかいかがですか?笑

NAITさんが宜しければお貸しします。
思い切り弄り倒してくださってOKですw


投稿: LSR | 2008年11月14日 (金) 01時30分

LSRさん

ありがとうございます。
SPは10日から2週間程度で帰ってきますので
それほどのことではありません。
お心遣い感謝です (^^)

ユニットのばらつきは経年なのかな?
特に電気的物理的にショックを加えた
覚えはないのですが、何かやってるかも
しれませんね。脱磁も考えられるかな。

Thielの場合は同軸なのでミッドの
ダイアフラムにハイを接合してあります。
そうした構造の複雑さからくる不具合
なのかもしれませんね。

年始には是非おいでください。
結構面白い「箱庭」ですw

投稿: NAIT | 2008年11月14日 (金) 09時26分

この記事へのコメントは終了しました。

« CS2.3、チョトお別れ・1 | トップページ | 絹巻スケルトン »