模型

2008年8月20日 (水)

ガネットというお店

Shop先日のオフ会のもう一つの楽しみは航空機模型をメインに扱う夙川の「ガネット」訪問でした。ネット通販もやっているので大方の品揃えを把握することは可能ですが、店員さんの雰囲気とか細かなものの充実度というのは店舗に行ってみないとわからぬもの。

ガチャガチャした都心のショップとは違って非常に「その辺」な感じのロケーション。店舗面積は小さい部類かと思いますが、輸入モノのエッチングパーツやディテールアップパーツも豊富で、手にとって見られる点は凄くGOODです。さすが空モノ日本一を誇る品揃えですね。

ただ、細かいパーツについては海外から運送する途中で曲がっていたり破損しているものが少なからずあるようです。もっともこの問題はどこの国内ショップで買っても同じでしょう。修正修正!

展示してある作品から察するに、現代ジェット軍用機よりも大戦時のレシプロ機が得意なお店なのかなという感じでした。

hide。師匠はここの常連のようで、店員ともタメ口w ○○用器具を模型ツールに転用する上での仲介役もされているようで、ゾルやカミカミも面白そうでした。

しゅうへい氏に至っては御自身作のフェラーリを「ガネットの兄ちゃんに見てもらうんや」と喜び勇んで持参されていましたw

結局、1/72のF16用イジェクションシートを2社のモールドからチョイスして購入となりました(数百円ですけどw)。1/48はディテールアップパーツが豊富ですが1/72は小さくなるので難しいんですよね。

ということで、次回も夙川を訪問したいと思います.....ってか、未完のラプターを早く完成させろヨーってところですね(爆

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2008年6月25日 (水)

苦戦中。

20080625_blなかなか腹面のパテ埋めで手こずっています (^^;;

マスキングを貼り直してサフを吹いてと、何とも面倒なことをやっています。なんとかスムーズな平面ができてきました。ポリパテにありがちな細かい「す」をこれから埋めていく予定です。

きれいに面が出たら、スジ彫りでウェポンベイのフタの線などを入れていきます。

キットの指示通りで「フタ閉」状態を作っていたとしたら、たぶん精度の低さから凹凸が目立っていたと思います。

「怪我の功名」というと都合良い言い訳になりますが、パテ埋め戦法で上手くいけばこれはこれで良い仕上がりになるのではないでしょうか (^^;

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2008年6月13日 (金)

殿、御乱心!?

20080612_ptこの期に及んで何してんねん、という感じですが、残留ゾルのベトベトガチガチのせいで庫内の表面がすっかり傷んでしまい意気消沈。これは何とかせねばと思い立ったのが

ステルス飛行状態

への改修です (^^; 臭い物にはフタを、ということで兵器庫と車輪格納庫を「閉状態」とします(爆

気にしなければ庫内も汚し塗装でごまかせるはずですが、製作者が自分のミスを「大したことないから気にすんなよ」というのは土台無理ですよね (^^; 趣味でチマチマ作っているわけですから、コダワリを捨てた時点で終了。技量の限界までやって失敗するのとは意味が違います。

普通こういう作業は機体の骨格部分を組み立てるときにパテを盛って削ってとやるわけですが、工程がずいぶん進んでしまいましたので整形には一層の慎重さが必要になりますが、これもチャレンジです。

イタレリのこのキット、もともと「開状態」を前提としているようで、フタパーツはそのままだとサイズも厚みもキッチリ合うような代物ではありません。なのでポリパテで激しく埋めてスジを彫ることにしました。主脚の出っ張りも実機より低いのでついでに盛り上げてみます。

ウェポンベイを平面にならすときは大胆かつ慎重にヤスリをかけます。金工用のでっかいヤスリで始めて#240の荒いペーパーを大きい木片に貼り付けて均一にならしていきます。ほぼ面が出たら細かいペーパーで整えます。

車輪のフタは複雑な曲面なのでリューターも活用します。本体は浦和工業製ですが、ダイソーのφ2.34mm先端工具が安くてありがたいですねw

ゾルの使い方については、反省点として今後につなげたいと思います。製品によって良し悪しはあると思いますが、あくまでもマスキングテープの補助として使い、何ヶ月も放置しないことでしょうね。

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2008年6月10日 (火)

難儀なゾル

20080610_zここに来て面倒なことになってます (^^;

ゾルを塗ってから数ヶ月放置していたのでウェポンベイ内のゾルがかなり「ベトベト化」してしまいました。色移りもしてますし。。

爪楊枝、綿棒、エナメル溶剤を駆使して落としていますが、ねちょっとしている部分もあればカリカリに硬化している部分もあって、嫌気がさしてきました(爆

クレオスのゾルは使うべきでなかったと大後悔中 orz 塗ってもすぐにはがすような使い方をしないとダメですね・・・・・モデラーズのゾルでも買っておけばよかった。

色気を出して複雑な凹凸にかなりの量をゾルったのが間違いでした。車輪格納庫や兵装庫にはやはり紙系の詰め物やマスキングテープでやっておくべきでした。

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2008年6月 7日 (土)

アンヴェイル

20080607_vl迷彩が終わり、縁取りのマスキングをはがしました。Unveilです。

だんだんカタチになってきましたね。

この状態ではレドームや縁の明るいグレーがわざとらしいので、明度を落とす感じで濃淡をつけていきますが、機体色との境界を微修正しないといけない場所が結構あるようです orz

やっぱり完璧なマスキングは無理だという前提で考えないといけませんね。このマスキングの反省点はちょっと明るいグレーのマスク幅を取りすぎた点です。機体色が乗るべき部分にグレーが侵食しています。原因はたぶんゾルが毛細管現象で想定していたより伸びてしまったことでしょう。

もちろん微妙なレベルの話ですが、境界の塗りわけってホント難しいんですよ。スミ入れでごまかすことは計算の上ですが、できれば初めから限りなくビシッと決まって欲しいですよね。

しばらくはチマチマ境界修正の日々になりそうです。

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2008年6月 6日 (金)

乾燥はカリカリに

この季節、塗料の乾燥には気をつけないといけません。

昨晩やっちゃいました (^^; 迷彩を吹こうとしてちょっとした凹みを発見。看過したくなかったのでタッチアップに溶きパテを少量塗ったのですが、乾燥が不十分で上からペーパーをかけると「ムニュ」「ズルッ」と逝きました、ハハ

ラッカーパテは表面が固くても内部は柔らかい状態が長いとは分かっていましたが、次の工程に入りたい気が先走ってしまいました。

未乾燥の溶剤成分が下の塗膜も一緒に持っていっちゃったのでw、周囲を大きめにハガシて下地からやり直しました。昨夜はもう作業をあきらめて一晩乾燥させました。

今日はちゃんと乾いているのでヤスリの粉もファイン・グレインで削れていきます。

この時期、乾燥は半日くらい放置したほうが安全ですね。急ぎならドライヤーですかね。

意気消沈でデジカメ撮影する気が失せてしまい、絵はナシです.....

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2008年6月 4日 (水)

ボケ味

迷彩に入る前に、必要な準備を進めました。

軍用機の迷彩にも国や戦闘地域や時代によっていろんなパターンがあり、モデラーの腕の見せ所にもなっています。ただ、このF-22は単純なボカシ迷彩で、ぼわんと翼や上面に濃い目の301を吹くだけになります。

注意点はボケ味の幅。カメラでいうところの絞りですね。35mm判における50mm標準レンズでいえば、22だとカリカリすぎ、開放だとボケすぎ。4半か5.6くらいって感じでしょうか。

20080604_1無精者の僕はまず設計図を会社で拡大コピーw。タミヤの設計図は186%で実寸に近くなりますよ。これをくりぬいてマスクにしようということです。

ラプター迷彩のような単純な形ならフリーハンドでもできなくはないのですが、ボケ幅を一定に保ちながら形を描いていくのは神経を使いますからね (^^;

20080604_2 その前にまず試し吹きのために紙を適当な形に抜いてみます。

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20080604_3 次に登場するのがクルクル巻いたテープ。

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20080604_4これをマスク周囲にヘバリつけて塗装面とマスクの間に数ミリのギャップを作ります。

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20080604_5試し吹きです。

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20080604_6すきまの高さやエアー圧をいろいろ変えていくつかのパターンを試します。近すぎるものはやはり境界がカリカリですね。でもあまりボケボケでも飛沫が周囲に飛びそうです。

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2008年6月 3日 (火)

歌舞伎メイク?

20080603_rv2F-22の機体下面にもグラデーションを入れてみました。僕の塗装ってかなり「歌舞伎メイク」っぽいですかね?w

前回も申し上げたように、1/72は小さいので「模型映え」を狙っているわけですが、ヤリスギがわざとらしいのは当然でしょう。結局は当初よりコントラストを落としてFIXとしました。

あおむけに飛ばない限りは、下面は上面より影になるのが自然の摂理でしょうから、グレーの濃度を数段暗めにして塗ってみました。RLM75に黒を2段階に混ぜて明度を落としています。ベクターノズル周辺は起伏もあってさらに黒ずんでいるようです。

写真では実際よりコントラストが下がって見えますね.....

20080603_rv_2光の当たり方を適当にでっちあげてwパネルラインに沿ってグラデーションを入れています。

この次はようやく迷彩に移りたいと思います。

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2008年6月 1日 (日)

クローン

Revellのラプターのベクターノズルのパーツをコピーしてみました。タミヤ側に移植できるかと思いまして。今回は素組みにしますが、次回は駐機状態の「ノズル開」に改造してみたいと思うので実験です。本格的にはシリコン型にレジンキャストですが、手抜きバージョンです。

20080601_1これがそのパーツ。

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20080601_2必要な道具は、まず「おゆまる」や「型想い」など。

温度で硬さが変わる樹脂ねんどです。

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20080601_3そして、ムスコのレゴですw

Duploだと大きすぎなので普通サイズのレゴで。

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20080601_4 熱湯をかけると柔らかくなります。

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20080601_5一枚目を型にはめて部品を押し付けます。

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20080601_6_2二枚目を温めて上段の型として押し付けます。

流水で冷やすと硬いゴムのようになります。

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20080601_7 ブロックから取り出して、

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20080601_8 必要なのは型の方ですw

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20080601_9ポリパテを充填します。

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20080601_10乾燥後に外します。.

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20080602_nz

hide。師匠のアドバイスもあり、何回かトライアルを重ねて何とか納得できる複製が。

ポリパテはどうしても「す」ができやすいので瞬間接着剤を混ぜてトロトロにすると型に馴染みやすいようです。乾燥も速いので素早く充填します。乾燥後の硬度も良好でポロポロ欠けにくいようです。

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2008年5月31日 (土)

雨の日は.....

雨の日は塗装はあきらめて切削・研磨系の作業をするのが一つの定石です。

塗料の乾燥が悪いだけでなく、色によっては発色が悪くなるとのこと。軍モノが多い自分的にはあまりそういう経験はありませんが、鮮やかなカーボディなんかは注意が必要でしょう。冠婚葬祭ではありませんが、勝負の塗装は晴天を待ってカレンダーとにらめっこですかね、しゅうへいさんw

20080530_rnというわけで、今日は水平尾翼の整形をしました。まだ作ってなかったんです (^^;

ここでもイタレリのテキトーなスジ彫りのせいで手間がかかりました。縁を囲むようにスジが入るのですが、この幅が狭いんですね。結局ポリパテで埋めてから新たに彫りなおすことにしました。このスジが塗りわけの境界にもなるので必要な作業なのです。

ポリパテを指で塗りこみます。15分くらいで半乾きになったら塩ビのヘラで表面をこそぎ落とし、スジだけにパテが入った状態に近づけます。この工程を飛ばして完全に乾かしてしまうと削る手間が相当かかってしまいますので注意が必要です。

今回は先に新たなスジを彫りましたが、これにマスキングテープを貼っておくと不注意でパテで埋めてしまうことがありません。

20080531_2 数時間ほど放置した後、ペーパーでならすわけですが、電動ポリッシャーが安価に入手できるのでそれを使うと結構便利です。リューターより出番が多いこと確実です。

このパーツのように平面的なものには適しています。まっすぐにヤスリがけが苦手な方には重宝するでしょう。ただしビミョーなさじ加減が必要なので、やはり電動工具も慣れですね。

20080531_3正しいスジ位置ができました。

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